東レ、みずほ、JR西日本などで社員研修を行い実績をあげている著者が、その研修の内容についてまとめている。
その研修は、マイケル・ポーターの『競争の戦略』などの本質的な経営書を読ませ、その後に実践的な経営戦略を生徒に考えさせ、実行させる方式をとる。
前半は、経営学の基礎を簡単にまとめたもの。後半には、広島にある造船事業を中心としたツネイシホールディングスでの、研修事例を紹介している。
経営学を使えるものとするには、理論だけでなく、実際に現場で顧客の声を聞くといった実践が大切であると説く。
経営書を読み込み、「How」から「What」に問題意識を変え、市場をセグメント化しつつ、顧客の声で検証していく。顧客の声は、実際に足をつかって生のデータを集める。
この事で、社員は実際の体験から学び、経営学を使える武器とすることができる。
著者 高山 信彦
1956年生まれ。株式会社イナクト代表取締役 大学卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社。1991年に「株式会社イナクト」を設立し、同社代表取締役に。以来、選抜人材を対象とした企業内ビジネススクールを企画、運営している。
週刊 ダイヤモンド 2012年 6/23号 [雑誌] 三省堂書店営業本部課長 鈴木 昌之 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 7/2号 [雑誌] インスパイア取締役ファウンダー 成毛 眞 |
エコノミスト 2012年 9/4号 [雑誌] 流通科学大学学長 石井 淳蔵 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 4分 | |
準備編 経営学の基本を頭に入れる | p.15 | 37分 | |
実践編 経営学を使って、造船会社を変革する | p.71 | 38分 | |
補講 東レ、JR西日本、みずほの挑戦 | p.129 | 20分 | |
おわりに | p.160 | 3分 |
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