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ランチェスターの法則

ワード解説

(らんちぇすたーのほうそく)

1914年にフレデリック・ランチェスターによって発表されたオペレーションズ・リサーチにおける戦闘の数理モデル。

第1の法則
戦闘を前提として、戦闘力が優勢な方が勝利し、勝利側の損害は劣勢の戦力と等しくなる。例えば武器性能が同じ場合、A軍5とB軍3が戦ったら、A軍が勝利して2 (=5 − 3) の兵員が残ると考えられる。

第2の法則
銃器、火砲、航空機が発達して一人が多数に対して攻撃が可能な戦闘を前提とし、双方の戦闘力を二乗した上で戦闘力が優勢な方が勝利するが、第1法則よりも兵員数の優位性が高い。武器性能比が1の場合、例えばA軍5とB軍3が戦ったら、実際の戦力差はA軍25対B軍9であるため、A軍が勝利し、4 (=) の兵員が残る。


ランチェスターの法則は経済的な関心から知られている。ランチェスターの理論を競合する大企業に対して中小企業がとるべき経営戦略、営業戦略に応用したものをランチェスター経営と呼ぶ。

ランチェスターの法則の式を見ると、もし初期の兵員数を変えることができないとしたら、勝つためには性能のよい武器を使うことが重要であることがわかる。
しかし、それ以上に大切なのが、第1法則と第2法則のどちらを使って戦闘を行うか、ということである。

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