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2019/08/20更新

感情を動かす技術

108分

2P

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相手に与えたい印象を意識せよ

生れながらの美男美女は、それだけで高いエネルギーを持つ。人が「美しくて生命力が高い」ことに価値があると認識するのは、生き物としての本能に根ざしている。しかし、人間が感じる美しさは多種多様で、「見た目が整っている」というのはその中の1要素にすぎない。美しさとは、生命力や能力の現れである。姿勢という字が示す通り、その人の勢いが姿(外見)に現れてくる。顔が整っていなくても、スタイルが良くなくても、魅力的な人、人を引き付ける力を持つ人はいくらでもいる。

ビジネスの現場では特に「自分の見た目も商品である」という意識を持って、しっかり外見をプロデュースすることが絶対に必要である。感情を動かす相手に、自分はどんな印象を与えたいのか。自分の目的を達成するためにふさわしい第一印象を客観的に割り出し、現実化することも、人の感情を動かすためには欠かせない表現力である。

感情を動かす「姿勢」のつくり方

感情を動かす上で、「姿勢」は重要な表現の1つである。エネルギーの高さを表す姿勢には次の3つのポイントがある。

①目線が高い
②胸の位置が高い
③腰の位置が高い

舞台に立つ俳優やアナウンサー、司会者など、人前に立つ仕事をしている人は、この3点の高さが保たれている。彼らは一番にこの姿勢を保つトレーニングを徹底して行うためである。以下の基本姿勢で、3つのポイントを常日頃から意識することが大切である。

①足を腰幅に開き、親指が平行になるように揃える。
②足の親指を床にしっかりと着けて膝を軽く曲げ、地面を足の裏でグーッと押すようにして膝を伸ばす。
③空にフックがあり「吊られている」という意識で頭を持ち上げる。
④一度目線を遠くにやり、そこから柔らかく相手の方へ目線を下ろす。
⑤天から頭頂部、足元を通って地の底へと貫く、長い一本の正中線を意識する。

感情を動かす「声」のつくり方

声は熱とエネルギーを届ける道具である。自分のエネルギーを伝えようと思ったら、声の質や大きさは変わるはず。熱を相手に届けようと思ったら、声に込める思いが変わる。人は相手の話を聞く時、内容よりも相手の声の調子や大きさ、勢いやスピード、話す表情や姿勢から、より多くの情報を無意識に得ている。

良い声を出すためには、良い姿勢を保持することが大切である。一本の正中線上に頭、喉、胸、お腹が連なり、声帯と全ての空洞が直線状に繋がった状態をとる。そうすることで、必要な筋肉も自然とつく。良い姿勢をつくっても、声がうまく響かない場合は、呼吸が浅い可能性が高い。その場合には、呼吸を深くすれば良い。