チームワークでの成果を大切にし、多様性を重視するサイボウズの働き方。社員一人一人を尊重しながら、チームワークを発揮するために取り組んでいることや考え方をサイボウズのオンラインメディア「サイボウズ式」の編集長が紹介しています。
■個人とチームとしての成果を重視する
サイボウズでは「チームワークあふれる社会を創る」ことを目指し、仕事の成果と同様に「チームへの貢献と成長」が求められる。独りよがりになって自分のことしか見えていない状態だったり、自分のスキルだけ伸ばしたりしているようではダメで、「チームのことを考えられるかどうか」「あなたと一緒に働きたいと思われるかどうか」が重視される。
独りよがりな仕事の欠点は「自分で立てられる目標が、仕事の限界値になる」ということ。一人でやれる仕事には限界がある。いくら個人で成果を出したとしても、チームで得られる成果の大きさにはかなわない。
サイボウズでは自立した個々人による自由な働き方と、チームとしての成果の両立を目指して、様々な社内制度がつくられている。1人1人の自由が尊重され、働く場所や時間まで社員が選択できるようになっていて、さらに複業も推奨されるなど、会社へのコミットのレベルまで各々が選べる環境になっている。
著者 藤村能光
1982年生まれ。「サイボウズ式」編集長 大学卒業後、ウェブメディアの編集記者などを務め、サイボウズに入社。製品マーケティング担当とともにオウンドメディア「サイボウズ式」の立ち上げにかかわり、2015年から編集長を務める。 メディア運営や編集部のチームビルディングに関する講演や勉強会への登壇も多数。複業としてタオルブランド「IKEUCHI ORGANIC」のオウンドメディア運営支援にも携わる。
帯 ほぼ日代表取締役 糸井 重里 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.4 | 4分 | |
第1章 サイボウズ的「チームワークの価値観」―仲間から「信頼される人」の条件とは? | p.19 | 25分 | |
第2章 チームの土台は「情報のオープン化」―オンラインでの情報共有が「新たな価値」を生む | p.71 | 15分 | |
第3章 「自由な働き方」と「チームワーク」―働き方の多様化で変わる「チームの常識」 | p.103 | 19分 | |
第4章 チームを動かす「仕組み」の作り方―コミュニケーションツールで「物理的制限」がなくなる | p.143 | 28分 | |
第5章 「オンラインコミュニケーション」の作法―「つながり疲れ」を起こさないための心得 | p.201 | 12分 | |
第6章 会社の「外の人」とチームを組む―これからの時代の「新しいチームの作り方」 | p.227 | 12分 | |
あとがき | p.252 | 2分 |
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