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2019/05/29更新

超ロボット化社会-ロボットだらけの未来を賢く生きる- (B&Tブックス)

110分

3P

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ロボット社会のこれまでとこれから

ロボット研究者が、これまでのロボットの歴史を振り返りながら、これからの未来を創造する一冊。


■ロボット≠人工知能
ロボットと人工知能は、よく混同される。大まかに言えば、ロボットは動く機械装置である。実体があって、移動したり、形を変えたりできる。一方で、人工知能は、人間の脳の働きを真似た、目に見えない情報処理の一種である。人工知能はコンピュータに宿り、ロボット以外にも、スマホや家電に搭載されることもある。

遠い未来、人間が丸ごとデジタル化されてインターネットに溶け込むのなら、ロボットはいらなくなるかもしれない。でも、人間が物理的な身体を手放すのは、数百年か千年か、かなり先になるだろう。それまでの物理的な作用を手助けできるのがロボットである。

超短要約

ロボットはその起源から汎用性がキーワードである。汎用性は従来の道具にはないものだった。そして、汎用性の実現にはコンピュータによる制御が必要だった。計算機のプログラムを変えれば、ロボットを変えないでもロボットの動きを変えられる。プログラマブルであることが、ロボットの汎用性を支えている。

一方で、ロボットのプログラムを書いているのは人間だし、プログラムを入れ替えなければロボットは別の仕事をこなせない。人間がロボットに勝てるところは、とにかく多芸であること。

ロボットは数えられたことしかできないおで、一芸に秀でている。それはロボットの融通の利かなさでもある。ロボットが単能というのは現状の話で、これを広げていくことが課題の1つになっている。違うタスクを解決するには、ゼロから学習、別の人工知能を用意することが通常である。これからは「単能」人工知能は「多能」人工知能へと発展するだろう。

著者 新山 龍馬

1981年生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科 講師 ロボット研究者。マサチューセッツ工科大学(MIT)研究員(コンピュータ科学・人工知能研究所、メディアラボ、機械工学科)を経て、2014年より現職。専門は生物規範型ロボットおよびソフトロボティクス。

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帯
東京大学大学院 教授 松尾 豊
週刊東洋経済 2019年6/15号 [雑誌](50歳からのお金の教科書) 週刊東洋経済 2019年6/15号 [雑誌](50歳からのお金の教科書)

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 2分
序 章 未来のロボット p.13 5分
第一章 ロボットに乗る p.23 17分
第二章 ロボットと働く p.57 22分
第三章 ロボットと遊ぶ p.101 20分
第四章 ロボットから学ぶ p.141 12分

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