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2019/05/10更新

フューチャー・プレゼンス 仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

268分

2P

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VRの本質と将来性とは

ヴァーチャル・リアリティ技術は、単なる異なる世界を体験するためのものではない。人と人のつながりを生み出す土台として、VRが有効であるとし、その可能性について紹介している一冊。


■VRの可能性
VRは単なる新しい形のメディアではない。これまでのメディアの壁を完全に取り払うものだ。人間はこれまで、遠くの風景を描いた絵を見て、あるいは本を読んでその場面を想像し、またスクリーンで映画を鑑賞して過ごしてきた。本や絵は想像上の世界を示し、味わわせてくれたが、実際に体験できるわけではなかった。しかし、VRがもたらす感覚的な没入感はレベルが違う。

世界有数の大企業の数々が、商品化の見込みが立つずっと前から、何十億ドルという資金をVRに投じている。それは、VRがあらゆる産業を大きく成長させる可能性を秘めているからだ。

超短要約

VRには、誰かとの親密さという感覚をくすぐり、呼び覚まし、膨れ上がらせる力がある。

関係は体験を共有することによって築かれる。VRの長所である鮮やかな体験を共有するという効果は、既存の人間関係の中にある親密さをくっつけることで効果を高める。

VRはつながりの土台となる可能性がある。

著者 ピーター ルービン

WIRED雑誌・オンライン版シニアエディター カルチャーからデジタルプラットフォームまで幅広いトピックを担当。2014年フェイスブック社に買収されたオキュラスの特集を筆頭に、VR業界について様々な記事を執筆し、テック系のメディアでパネラーとして活躍する。 ニューヨーク・タイムズ、GQ、ローリングストーンズといった数多くの媒体にも寄稿している。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
ソニー・インタラクティブエンタテインメント プレジデント 吉田 修平

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに バーチャル・リアリティーへようこそ p.7 13分
第1章 プレゼンス p.28 17分
第2章 脳内セラピー p.56 16分
第3章 ハリネズミのジレンマ p.82 18分
第4章 VRがもたらす親密さ p.112 19分
第5章 ソーシャルVRの台頭 p.144 18分
第6章 新たなプラットフォーム p.174 16分
第7章 VRで育む友情 p.200 13分
第8章 リアルな手ざわりへ p.222 24分
第9章 ポルノ改革プログラム p.261 22分
第10章 ぼくらの行く先 p.298 12分
おわりに p.317 4分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

反共感論―社会はいかに判断を誤るか 反共感論―社会はいかに判断を誤るか
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