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2019/03/25更新

AIにできること、できないこと、ビジネス社会を生きていくための4つの力

234分

2P

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AIの基本的な仕組みを学べる本

現在のAIでは、何ができて何ができないのかをわかりやすく解説している一冊。現在のAIの実態がよくわかります。


■AIと知性の定義
AI(人工知能)とは「コンピュータに知的な作業を行わせる技術」と定義される。人間が普段行う「知的な作業」の多くは、計算とは明らかに異なる。そのため、特別な工夫をしないと、コンピュータが人間と同じ作業を行うことはできない。その工夫で用いる技術こそが「人工知能」である。

AIが人間を完全に超えるためには、知性が必要不可欠である。高い知性を持っていることこそが、人間が持つ最大の特徴と言えるからである。知性とは「自分で考えて環境に対応し、より良い結果を達成する能力」と定義する。

超短要約

AIが知性を実現する上では、次の4要素をうまく組み合わせて、「自分で考えて環境に対応し」ながら、臨機応変に「より良い成果を達成する」ことが必要になる。

①動機(解くべき課題を見つける)
②目標設計(どうなったら解けたとするかを決める)
③思考集中(解く上で検討すべき要素を絞る)
④発見(課題を解く要素を見つける)

今のAIは「発見」以外は、あまり実現できていない。今のAIでは、解決すべき課題や何が正解かについては、AI設計者があらかじめ与えている。

著者 柴原 一友

テンソル・コンサルティング 主席数理戦略コンサルタント 東京農工大学 客員講師 東京農工大学の特任助教を経て、2009年よりテンソル・コンサルティング。現在、同社の主席数理戦略コンサルタント。

著者 藤本 浩司

テンソル・コンサルティング 代表取締役社長 東京農工大学 客員教授 製薬会社、クレジットカード会社などを経て、2007年より現職。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
小説家 幸田 真音

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
1章 そもそもAIとはなにか p.1 20分
2章 AIの実態 p.29 50分
3章 AIの中身 p.97 41分
4章 AIのビジネスでの活用 p.153 28分
5章 未来 p.191 28分
あとがき p.229 2分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
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