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2019/01/17更新

右脳思考

164分

5P

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一般的に仕事では否定されることの多い勘やひらめきの大切さを説き、右脳と左脳の両方を使う方法を紹介している一冊。
『論理思考』『仮説思考』といったロジカルシンキングの著者が、仕事を行う上での右脳の使い方まで解説しています。


■ロジックだけでは人は動かない
感覚・感情、直感、勘など、論理(ロジック)では説明できないひらめき・思いつき・考えを総称して右脳。ロジック(論理)を左脳とする。ロジックだけでなく、感情や勘、すなわり右脳を働かせることで仕事をより効率的に進め、成果をあげることができる。

人間は仕事を進めるに当たってはロジカルであるべきと誰もが思うにもかかわらず、対応する相手がロジカルではない、そして、その相手に対応するために、自分もいつの間にかロジカルではなくなっている、という可能性がある。

人間を動かすのはそれが正しいか、間違っているか、あるいはやるべきかどうかという理屈、すなわちロジックではない。やりたいとか、面白そうとか、やらないとまずいなといった気持ち、すなわち感情である。

超短要約

仕事では勘はあまり重要視されない。というのも、一つには仕事は勘、思いつき、あるいは好き嫌いでやるべきではないという常識があり、もう一つはこうした勘や思いつきはロジックで人に説明できないことが多いからである。

しかし、ビジネスにおいても人間の勘を大いに働かして仕事をした方が良い。人間はロジックで動かず、感情で動く。相手を説得し動いてもらうためには、相手が何を考え、どう感じているのかをきちんと理解することがカギとなる。相手がこちらの言っていることや提案に対して、感情ではどう思っているのか、さらに理屈、すなわちロジックではどうなのかを両面で理解することが大事である。

著者 内田 和成

1951年生まれ。早稲田大学ビジネススクール教授 日本航空を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年から2004年までBCG日本代表、2009年までシニア・アドバイザーを務める。 2006年には「世界の有力コンサルタント25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学大学院商学研究科教授。ビジネススクールで競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 4分
第1章 右脳を使うことが重要な理由 p.19 19分
第2章右脳の使い方 p.57 30分
第3章右脳で考え、左脳でロジカルチェック p.115 14分
第4章左脳で考えたロジックフローを右脳で肉づけ p.143 24分
第5章右脳「力」を鍛える p.189 23分
第6章ロジカルシンキングより直感を信じてみよう p.233 10分
あとがき p.252 2分

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