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2018/05/28更新

Wait, What?(ウェイト、ホワット?) ハーバード発、成功を導く「5つの質問」 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

103分

2P

  • 古典的
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  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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成功を導く5つの問い

①Wait, What ?(待って、何それ?)
この問いは、相手の発言内容をより明確にするのに有効だ。対象を明確にすることは、それを真に理解するための第一歩である。私たちは、皆わかってもいないのにわかったつもりになって、立ち止まってみることを忘れがちだ。それによって、アイデアや意見、提案の本来の価値を知るチャンスを失ってしまう。「待って、何それ?」は、そうしたチャンスを捉えさせてくれる。

②I Wonder...?(どうして〜なんだろう?)
これを忘れずにいれば、好奇心や探究心を失わずにすむ。「どうして〜なんだろう?」と疑問を抱いたら「もしかしたら〜ではないか?」と問わずにはいられなくなる。この問いは、周りとのつながりを生み、新たな何かに向かうための原動力にもなる。

③Couldn't We at Least...?(少なくとも〜はできるんじゃないか?)
この問いは、膠着状態を脱するのに一役買ってくれる問いである。合意を目指したい話し合いが紛糾した時、「少なくとも折り合いをつけることはできるのでは?」と問う。どのような状況であれ、「少なくとも〜はできるのではないか?」と問いかけてみれば、事態は前へ進むものである。完全な合意は無理でも、妥協点を模索することを可能にしてくれる。

④How Can I Help You?(何かできることはある?)
これは、問題解決のためのアドバイスをしてあげましょうと言っているのではない。その人が困っているのはわかっている、必要ならば力になると表明している。あなたのことを一番わかっているのはあなたです、だからたとえ私が手を貸したとしても、仕切るのはあなたです。そんな気持ちを相手に伝えている。理解と共感の両方を伝えているのであり、人が必要としているのはこの2つだけである場合も多い。言い換えれば、「何かできることはある?」と問うた時点で、すでにその人の力になっている。

⑤What Truly Matters?(何が本当に大事?)
論点の核を、さらにはあなた自身の考えや信念や目標を明確にしてくれる。この問いかけをすれば、大事な事柄とそうではない事柄を選別でき、些末なことに惑わされずにゴールへ行き着ける。

本当に大事なのは何かという問いかけは、学校や職場でも役に立つ。気を散らしたり脱線したり枝葉にこだわったりすることなく、達成すべき課題に集中できるようになる。

究極の問い

「それでもやはり、きみはこの人生で望むものを手に入れたか?」

この究極の問いに「イエス」と答えられるようになる保証はない。しかし、そこへ行き着くために5つの問いは大きな力を貸してくれる。