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2018/04/25更新

YOU REVOLUTION ギグ・エコノミー時代のゲームチェンジャー

39分

2P

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  • トレンドの
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ギグ・エコノミー時代の企業

近い将来において、働き方の中核を担うと想定されているのが、「ギグ・エコノミー」という概念である。ギグとは「単発、または短期の仕事」を表す言葉。このギグをうまく活用し、自分が好きなタイミングで働きたいだけ働いて報酬を得て、あとは自分なりに人生を楽しむというのが、ギグ・エコノミーの発想である。

この「ギグ・エコノミー時代」の到来を予見していたかのような働き方を提案し続けてきた企業が、ニュースキンである。創業30年を超える企業であり、長年培った知見からエイジング製品や、化粧品、栄養補助食品などを販売している。現在では、世界約50のマーケットで100万人以上に愛用されている。

ニュースキンのビジネスモデルの大きな特徴は、「ダイレクトセリング」。人と人がつながり、自分が愛用する製品を紹介、販売することで、売り手に収入が入る仕組みである。この手法は、まさに「ギグ・エコノミー」そのもの。自分の好きな時間に好きなタイミングでビジネスができるし、店舗もいらず、大きな元手もかからない。

ニュースキンのビジネスの基本的な考え方は、シンプルである。自分が良いと思った製品やサービスを、相手のニーズやライフスタイルに合わせて伝えていくことで、ブランドのファンを増やしていく。

SNSによってダイレクトセリングは発展した

インターネットの普及をきっかけに、現代人のコミュニケーションの仕方は以前と大きく変わった。SNSの登場によって、ソーシャルセリングという新たな手法が生まれ、その影響力は拡大する一方である。アメリカの調査機関の研究によると、2004年のソーシャル上の友人の平均数は一人当たり30人であったのが、2014年には300人以上となり、約10倍に増えている。注目すべきは、SNSがダイレクトセリングに完璧なプラットフォームを提供してくれるということである。人と人をより広く、より深く結びつけるSNSの力は、ニュースキンのさらなる飛躍を可能にする。

人々のつながり方が変わっても、コミュニケーションの本質が変わることはない。信頼する相手から新しいものを紹介されれば興味がわき、逆に良いものを知ったら誰かに紹介したくなる。それを気軽に行えるSNSの登場で、ダイレクトセリングはより時代にマッチした手法となった。

ギグ・エコノミーの時代

ギグ・エコノミーという概念は、ミレニアル世代と双方向でつながっている。グローバルなトレンドとして、特に30代後半のミレニアル世代は、自ら起業することへの関心が高く、従来の働き方では得られなかった自由や柔軟な生き方、生活の質の向上を求めていると言える。そして、2020年には労働人口の40%以上が自営業になるという統計も出ている。