関西でテレビキャスターとしても活動している経営コンサルタントの著者が、やる気を高めるための方法を紹介している一冊。番組で多くのベンチャー起業家と対談してきた中から、生み出された成功理論が書かれています。
■成功とは自分自身の目標を1つずつ実現し続けること
「成功」の反対は一般的に「失敗」と言われるが、人が生きていく時間の過程を考えると違う。「成功」の反対は「失敗」ではなく、「平凡」または「凡庸」である。なぜなら、成功者たちも多くの失敗を経験し挫折した後にそれをバネに成功を手にしている。チャレンジをしていれば必ず失敗はある。逆に凡庸というのはチャレンジしない状態である。何もチャレンジしなければ成功することはない。
成功するには運もあるかもしれない。しかし一番必要なものは「努力・継続・向上心」である。成功している人ほど今の自分に決して満足せず、常に上を目指している。成功者たちの共通の考えは、「成功しているとは思っていない」ということ。成功というのは、ゴールが続いてあるようなもので終わりがない。成功者は常に上を見ており、階段を登る楽しさを知っている。自分で立てた目標を着実に実現していくことが成功である。
ベンチャー起業家の共通点は、「強烈な『やる気』モチベーション」を持っていることである。使命感とも言うべき強い『やる気』を持っている。「この業界はオレが切り開く」「この事業を命に代えてもやり遂げる」といった強烈なまでの意志がある。違う観点から見れば、強い『やる気』を持ち続けることが、成功するための第一条件と言える。
著者 菅生新
1959年生まれ。経営コンサルタント、放送ジャーナリスト 大阪市立大学非常勤講師 一般社団法人「アジア経営者連合会」顧問 MBS 毎日放送「voice」コメンテーター 主に、ベンチャー企業のコンサルタントとして各社顧問・講演・執筆・幹部教育などに活躍中。次世代リーダーのための企業家勉強会「サクセスファイターズ」主宰。
帯 HIS・ハウステンボス社長 澤田 秀雄 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに 人生は『やる気』を探す旅 | p.3 | 2分 | |
第1章 すべては『やる気』の獲得から始まる | p.13 | 26分 | |
第2章 条件付けをなくせば無限大の可能性が広がる | p.69 | 16分 | |
第3章 『やる気』を高める五つのキーワード | p.103 | 29分 | |
第4章 楽しみながら『やる気』を高めるヒント | p.165 | 18分 | |
第5章 “ミッションパワー”が引き起こす演出力 | p.203 | 18分 | |
おわりに “素晴らしき哉、人生!”を願って | p.241 | 1分 |