日本女子サッカー代表「なでしこジャパン」を率いる女性監督による選手の育成術。選手の個性を尊重し、強い組織を生み出すための育成方法が紹介されています。
■すべては受け入れるところから
監督としての仕事は、最善を尽くした結果だとしても批判の対象になり得るため、それに耐える覚悟がなければ監督はできない。結局、結果で示していくしかない。一番大切なことは、選手たちが日々、チーム内で競争しながら戦う中で、「やりきった」と思える状況をつくること。そのためには選手をよく見て、個性を受け入れ信じる、というシンプルなことを大切にしている。
強い組織の元となるのは、強い「個」である。選手をよく見て、個性を受け入れ信じる、というシンプルなことを大切にすること。
著者 高倉麻子
1968年生まれ。サッカー日本女子代表監督 15歳で日本代表に選出され、2度のワールドカップとアトランタオリンピックに出場。国際Aマッチ79試合出場30得点。2004年に現役を引退後、FIFAのテクニカル・スタディ・グループやインストラクターとして、大会の分析や指導者の育成に従事。 2013年、U-16日本女子代表監督に就任。2014年、U-17女子ワールドカップ優勝、U-20女子ワールドカップ3位と育成年代で実績をあげ、2016年から“なでしこジャパン"を指揮する。
帯 元女子サッカー選手 澤 穂希 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 3分 | |
第1章 突き抜けた個の育て方 | p.11 | 21分 | |
第2章 躍動する組織のつくり方 | p.51 | 19分 | |
第3章 ブレないリーダーの在り方 | p.87 | 20分 | |
第4章 世界のライバルとの戦い方 | p.125 | 25分 | |
第5章 結果を呼び込む心の整え方 | p.171 | 18分 |