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2018/03/07更新

デジタルレイバーが部下になる日

125分

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ホワイトカラーの生産性を高める仕組み

働き方改革を実現するための本命ともいわれるRPA。ホワイトカラーの業務を自動化するRPAをどのように導入すれば良いのか、その考え方を紹介している一冊。


■デジタルレイバーとは
デジタルレイバーとは、具体的に請求書の発行やメール処理を行ってくれるソフトウェアで作られたロボットそのものを指す。ソフトウェアといっても、WordやExcelなどのような、人間にとってのツールではなく、人間の業務に寄り添うよう部下のような存在である。デジタルレーバーは、マニュアルや業務手順を設定さえしてしまえば、まるで人に依頼するように「マニュアル通りにこの書類を作っておいて」「請求書を発行しておいて」と「頼む」ことができる。

第4次産業革命で生まれたデジタルレイバーたちは、人間に取って代わる存在ではなく、サポートしてくれる部下のような存在になり得る。人間がこれまでかけてきた時間を使い、デジタルレイバーに張り付いて監視する必要もなくなるため、空いた時間を他のことに使うことができる。

超短要約

第4次産業革命では、これまで人間のみが対応可能と想定されたパソコン作業、もしくはより高度な作業を人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習などを含む認知技術を活用した新しい労働力が創出されている。即ちデジタルレイバーの登場によって、24時間365日休むことなく人間の業務を補完してくれる存在が業務を遂行すると謳われている。RPA、AI、機械学習するデジタルレイバーの存在は、近未来において、「考える」知性を確実に補完、凌駕していく。

著者 池邉 竜一

1971年生まれ。キューアンドエーワークス 代表取締役社長 1999年、人材派遣業のアークパワー設立。2001年、同社代表取締役就任。2013年、キューアンドエーグループ傘下(NECネッツエスアイ連結対象会社)となり、2015年、キューアンドエーワークスに社名変更。 エンジニア育成・派遣事業を中心に、テクニカル系コールセンターへの派遣、RPA市場においては業務改革(BPR、BPM)を通じてさまざまな人材の活躍の場を作り、新たな労働力の創出に取り組む。 2016年、一般社団法人日本RPA協会の理事に就任

この本を推薦しているメディア・人物

帯
一橋大学イノベーション研究センター 特任教授 米倉 誠一郎

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 4分
第1章 なぜ今、デジタルレイバーなのか p.19 25分
第2章 RPAとは何か p.69 22分
第3章 ビジネスでRPAを使いこなす p.113 27分
第4章 デジタルレイバーがもたらす未来の働き方 p.167 11分
第5章 デジタルレイバーとの協働で未来にイノベーションを p.189 14分
おわりに p.217 3分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

技術への問い (平凡社ライブラリー) 技術への問い (平凡社ライブラリー)
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