2本の線を引くだけで、簡単に使える問題解決のフレームワーク。複雑な問題を3パターンのフレームワークを使って、見える化し、思考を整理するための方法が紹介されています。
■2軸思考とは
複雑な問題をシンプルに「構造化」し、書き出して「見える化」する。このたった2つのことを満たしていれば、あらゆる問題は解決することができる。本当に頭のいい人というのは、複雑な問題を複雑なまま解くことができる人ではなく、複雑な問題を誰でも解けるくらいの簡単なレベルまで分割できる人である。
「あらゆる問題を、タテとヨコの2軸で整理して考える」という方法を「2軸思考」と呼ぶ。タテとヨコの2本の線を引くだけで、あらゆる問題を一瞬でシンプルに整理し、解決できる。2軸でシンプルに整理すると、その問題の重要なポイントがクリアになるので、重要なポイントに集中して深く考えることができるようになる。その裏返しで「重要でないこと」も明確になるので、考える必要のないことは切り捨てることができ、解決までのスピードが速くなる。
タテ軸とヨコ軸、2本の線を引いて、あらゆる物事、情報をシンプルに整理する。これが2軸思考である。たったこれだけである。
著者 木部 智之
日本IBMシニア・プロジェクト・マネージャー 2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。入社3年目にしてプロジェクト・マネージャーを経験。その後、2006年のプロジェクトでフィリピン人メンバーと一緒に仕事をする機会を得る。2009年に役員のスタッフ職を経験し、2010年には最大級の大規模システム開発プロジェクトにアサインされ、中国の大連への赴任も経験。 現在もそのプロジェクトを担当しており、日本と大連で数百人のチームをリードしている。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.10 | 4分 | |
Prologue 「複雑なまま」考えていないか? | p.25 | 11分 | |
Chapter1 「線を2本引くだけ」で、すべてが解決する | p.47 | 13分 | |
Chapter2 「2軸フレームワーク」の作り方 | p.73 | 22分 | |
Chapter3 2軸で「問題解決」する | p.115 | 36分 | |
Chapter4 2軸で「伝える」 | p.185 | 15分 | |
Chapter5 2軸で「資料作成」する | p.215 | 15分 |