リサーチの基本的な知識をわかりやすく紹介している一冊。そもそもリサーチとは何に役立つのか、どういった手法があるのかといった、リサーチに必要な幅広い視点を解説しています。
■知りたい情報を特定する
リサーチを事業に活用している企業と活用していない企業では、情報の格差がどんどん広がっている。「リサーチしなくても、良いものを作れば売れた」というのは過去の話だ。自社の商品を買ってもらう、サービスを利用してもらうという成功確率を高めるためには、「相手を知る」ことが重要である。そして、知りたい「情報」を特定することも重要だ。どのような情報を知れば、自社の商品を買ってもらえるような戦略や施策を考えられるか、という視点が大切である。
「そもそも商品が知られているのか?」「興味を持ってもらえているのか?」「価格が高すぎるのか?」「一度買った人がリピートしていないのか?」
知りたい情報を特定することで、リサーチすべき内容が絞り込まれる。商品の売行が悪い原因を明らかにできれば、状況を改善するための戦略や施策を立てることができる。
リサーチは「何をどのように調べるか」が肝である。
著者 石渡 佑矢
インテージ 広報統括マネージャー 大学卒業後、輸入車販売店や市場調査会社を経て、2011年インテージに入社。2社のリサーチ会社を通じて、企業各社のマーケティング、リサーチ、データ分析500件以上に従事。 様々なマーケティング課題のリサーチを経験した後、自社の事業戦略や販売促進、新規事業を担う部門に所属。その後、新設のマーケティング部に異動。インテージのブランディング・社内外広報を主管している。
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.2 | 1分 | |
Introduction: デジタル時代の「リサーチ」 | p.9 | 5分 | |
第1章: リサーチのきほん | p.21 | 8分 | |
第2章: リサーチは何の役に立つ? | p.41 | 10分 | |
第3章: リサーチを始める前に | p.65 | 8分 | |
第4章: リサーチの方法あれこれ | p.85 | 10分 | |
第5章: リサーチの企画と実施 | p.111 | 7分 | |
第6章: リサーチ結果の分析 | p.129 | 8分 | |
第7章: リサーチの戦略的活用 | p.149 | 9分 | |
あとがき | p.172 | 1分 |
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則 [Amazonへ] |
データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標 [Amazonへ] |
アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える [Amazonへ] |
分析力を武器とする企業 [Amazonへ] |
課題解決! マーケティング・リサーチ入門 [Amazonへ] |
「おいしい」のマーケティングリサーチ (【碩学舎ビジネス双書】) [Amazonへ] |
消費者ニーズ・ハンドブック [Amazonへ] |
インサイト [Amazonへ] |
そんなマーケティングなら、やめてしまえ!―マーケターが忘れたいちばん大切なこと [Amazonへ] |
なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) [Amazonへ] |
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 [Amazonへ] |
広告ビジネス次の10年 [Amazonへ] |