1. 何事をするにも「決められた手順」を踏んでしなければならないと主張せよ。迅速な決断をするための簡略した手続きを認めるな
対策
・職務明細書や役割を見直して、個人的な判断が期待され、必要とされていることを明確にする
・能力評価基準と奨励制度を再考する
・極端な「継続的改善」を防ぐ
・間違いを寛容し、良い判断を称賛する
・確立されたプロセスの論理を問い、検証する
2. 「演説」せよ。できるだけ頻繁に、延々と話せ。長い逸話や個人的な経験を持ち出して、自分の「論点」を説明せよ。適宜「愛国心」に満ちた話を入れることをためらうな
対策
・タイムキーパーを任命する
・議題や明確な目標など、具体的に使えるものを提示する
・適切な参加者を決める
3. 可能なところでは「さらなる調査と検討」のために全ての事柄を委員会に委ねろ。委員会はできるだけ大人数とせよ
対策
・発端当初から役割を決定し、説明責任を明確に指定する
・その作業に委員会が必要か否かを確認する
・委員会は極力小さくする
・重要な委員会に誰が仕えるかを管理する
・明確で実行可能な期日を設け、進捗状況について定期報告を求める
4. できるだけ頻繁に無関係な問題を持ち出せ
対策
・会議やミーティングの際に共通の焦点やゴールを明確に言葉で表現する
・グループの活動から推測されることを理解し説明する
・ペース、形式、プロセスを設定する
・進行のためのテンプレートを準備する
・会議内容のレフリーを指名する
5. 通信、議事録、決議の細かい言い回しをめぐって議論せよ
対策
・フィードバックの主旨を問い、敷居を高くする
・手に入れたいフィードバックに焦点を絞り、会話を再構成する
6. 以前の会議で決議されたことを再び持ち出し、その妥当性をめぐる議論を再開せよ
対策
・その方向性にとどまることによる損失と利益、そして再検討することによる損失と利益を天秤にかける
7. 「用心深く」するように主張せよ。「合理的」になれ。他の会議出席者にも「合理的」になるように要請せよ。後に恥をかいたり、問題となるような軽率さを避けなければならない、と。
対策
・事実を要求し、メリット、デメリット比較表を作成する
8. あらゆる決断に対する妥当性について懸念を示せ。計画された行動はそのグループ権限内にあるのか、それが上層部の方針と矛盾していないのか懸念を投げかけろ。
対策
・到達すべき決定を明確に定義し、その過程の中でそれぞれが担う役割を明確に理解する