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2018/01/18更新

ファーストコールカンパニーシリーズ ザ・ビジネスモデルイノベーション――成功企業にみる事業革新の流儀

206分

2P

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新しいビジネスモデルを構築するためのヒント

異業種の成功モデルから学ぶことが、イノベーションの鍵となる。様々なビジネスモデルの事例を紹介しながら、新しい着想を得るためのヒントを与える一冊。


■戦略だけでは勝てない
戦略とは「誰(市場・顧客)に」「何(製品・サービス)を」提供するかを策定することだ。「どのように」は戦略を推進するための戦術であり、従来はトップ・マネジメント(経営者)ではなく、ミドル・マネジメント(中間管理職)の仕事であった。しかし、昔のようにトップが「誰に」「何を」という戦略を策定しているだけでは、異次元競争に勝ち残ることはできない。近年は、戦略に関する知識は容易に入手可能であり、誰もが同じ答え(戦略)に行き着く。そして数少ない有望市場に、様々な地域、業界、業種からクロスボーディングしてくる。

そこで「どのように」が重要となる。戦略が同じなら、どのようにという戦術と、それを完遂する現場の戦闘力が勝敗を決める。つまり、ミドル・マネジメントが担っていた戦術まで包括し、「誰に」「何を」「どのように」提供し、「どのように儲けるのか」まで一貫した仕組みでトップが担う。これが戦略とビジネスモデルの確信的な違いである。「どのように」という部分は、製品やサービスを生み出し、提供するまでの内部プロセスであるため外部から見えない。だから簡単に模倣できず、ブラックボックス化した真の強みとして差別化が可能になる。

超短要約

自社に取り入れる学びは、遠ければ遠いほど難しくなる半面、成功すれば簡単に模倣されることはない。海外モデルからの学びは地理的な遠さがネックとなるが、遠いという意味では、異業界や異業種でも同じことが言える。つまり、異分野の事例は、イノベーションにとって最良の学びとなる。

著者 村上 幸一

タナベ経営 ビジネスモデルイノベーションコンサルティングチームリーダー VCの投資先ベンチャー企業において、マーケティング戦略構築やフィージビリティースタディー(事業化調査)などを経験。日系ベンチャーの海外進出から米国大学発ベンチャーの日本市場参入までグローバルな実績を有する。 タナベ経営入社後もその豊富な経験をもとに、マーケティングを軸とした経営戦略の立案、ビジネスモデルの再設計、組織風土改革など、多岐にわたって企業の成長と変革を支援。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
早稲田大学大学院商学研究科教授 井上 達彦

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 2分
第1章 異次元競争の勃発―No Border(ノーボーダー) p.11 12分
第2章 「ビジネスモデル」と「イノベーション」 p.29 18分
第3章 ビジネスモデルイノベーション―マスターピース・セレクション p.57 73分
第4章 イノベーションを生み出す組織改革 p.171 18分
第5章 組織風土イノベーション―マスターピース・セレクション p.199 22分
第6章 ビジネスモデルイノベーションへの挑戦 p.233 9分
おわりに p.247 2分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

経済発展の理論〈上〉―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究 (1977年) (岩波文庫) 経済発展の理論〈上〉―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究 (1977年) (岩波文庫)
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