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2017/12/11更新

身の丈にあった勉強法

  • 菅 広文
  • 発刊:2017年11月
  • 総ページ数:195P

111分

2P

  • 古典的
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「宿題やった?」と親に聞かれた瞬間、子供にとって宿題が罰になる

「宿題やった?」と言うと、子供にとって、宿題が自らやる行為からやらされる行為に変換される。だから言ってはいけない。やらされる行為ではやる気も理解度も全く違う。

では子供にどのような教え方をすれば、自分の意思で勉強するのか。子供は「ゲームをしなさい!」と言われなくても、勝手に自分の意思でゲームをやる。ゲームは楽しいからである。だったら、子供が「勉強をしている時と同じように楽しい」と思えば自らやる。宇治原は、いわゆる学校での宿題や勉強ではなく、姉と遊んでいるようなゲーム感覚で問題を解いていた。つまり問題を解くことが、ゲームをクリアすることと同じだったそうである。普通の遊びから、勉強にうまいことシフトチェンジさせることが、自ら勉強するように仕向ける最良の方法である。

「予習」と「復習」、どちらかを捨てるべき

勉強するために朝早く起きられるのは、宇治原みたいな勉強ロボだけである。普通の血が通った人間では無理である。現実として起きられないから、違う方法を考えるしかない。

予習・復習両方やろうとすると時間がなくなり、睡眠時間が削られて、ずっと眠たい状態が続いてしまう。そして授業中も寝てしまう。予習・復習のどちらかを捨てること。そして、聞いていなかった授業の復習をしても意味がない。だから、予習だけでもやること。時間がない時は、次の日の授業の教科書をパラパラ読むくらいでも大丈夫。意味がわからなくても大丈夫。それだけで授業の理解度がかなり変わる。そして、予習だけにして寝る時間を確保したなら、授業はちゃんと聞くこと。

暗記をする最適な方法はエアー授業

話すことでストーリーは頭に入る。日本史のストーリーを話す友達のいなかった宇治原がしていたのはエアー授業。自分の部屋で自分が先生になったつもりで一人で授業をする。「縄文時代には争いごとはなかったんやけど、弥生時代にお米を作るようになると、たくさん米ができるやつと、たくさんできないやつが出てきました。すると米を力づくで奪おうとするやつが出てきました。」このように架空の生徒に向けて授業をする。このやり方をするとどこが暗記できていないかも自覚できる。

まずは、国語

科目の中で一番大切なのは国語ではないか。読解力がないと、教科書も問題集もちゃんと読むことができない。だから、読解力を上げることが、国語以外の成績を上げる近道かもしれない。

国語の成績を上げる方法として、よく言われるのが本を読むこと。しかし、小学生にはハードルが高い。小学生が国語の成績を上げるには「親と喋る」こと。親が子供に「学校で何を習ってきたか?」を聞くことが大事である。