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2017/09/05更新

信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール

124分

4P

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信頼の原則

①誠実さを身につける
高信頼組織の合言葉は誠実。それもトップから始めなければならない。チーム全員が永続的な信頼で結ばれるためには、リーダーが一途に、ぶれることなく、公私ともに良心に従って生き、能力と善意を両立させ、言葉と行動を一致させなければならない。リーダーの言うこととすることが一致しているかどうかが、信頼の核心である。

②すべての人を尊敬する
誠実な人柄は組織の中に信頼の文化を生み出す土台となるが、リーダーはその信頼を組織全体に浸透させる努力もしなければならない。そのためには、あらゆる人に対して、大小問わず機会あるごとに尊敬を払うことである。何の思惑もなく相手の言葉に耳を傾けることほど、大いなる尊敬はない。

③権限を委譲する
リーダーがチームメンバーに権限委譲しなければ、誠実さも尊敬も生きたものとはならない。尊敬を込めて権限委譲することで、部下はリスクを恐れず創意工夫するようになる。

④目標を具体的に示す
信頼は、期待が明確だからこそ育つ。どうすれば勝てるのか、自分は勝利にどのくらい近いのかを部下に知らせる必要がある。成績評価の基準がはっきりしているから信頼は育つのであり、ものさしがなければ混乱するだけだ。

⑤夢を共有する
同じ目標を共有し、立ちはだかる難問に取り組むことで、メンバーは自然に信頼し合うようになる。共通の夢や成功のイメージが示されないと、やがて来る逆境では、必ず責任のなすり合いになる。

⑥事実をありのままに伝える
信頼を構築・維持していくには、リーダーからのコミュニケーションが不可欠だ。リーダーは事実を、すべての人に、わかりやすく、説得力を持って、完全に共有しなければならない。良い時も悪い時も、ありのままに伝えるのだ。

⑦尊敬して論争する
純粋にアイデアを幅広く募り、より良い解決法を見つけることを目的とすれば、論争は信頼構築を強力に後押ししてくれる。

⑧謙虚さを忘れない
高信頼リーダーは従業員を導き、資産を守り、意思決定を導く代理人としての役割を大切にする。そして組織を存在せしめている価値観とビジョンを守り抜く。そのために必要なのが謙虚さである。

⑨相手も勝つ交渉をする
強い信頼で結ばれた人間関係がすべてそうであるように、絶えずギブ&テイクを心がける。

⑩慎重にルールを守る
人格・能力・権限の3条件を十分吟味した上で信頼するなら、裏切りの恐れも低くなる。3条件をチェックすることによって、誰を信頼すべきかがわかる。優れたリーダーは、信頼の原則を守り、慎重かつ賢明に権限委譲を実行していく。