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2017/08/30更新

ロボットアニメビジネス進化論 (光文社新書)

181分

2P

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ロボットアニメと玩具の歴史

ロボットアニメと玩具・模型の歴史を語った一冊。『鉄腕アトム』『鉄人28号』『エイトマン』から始まったロボットアニメが、どのような変遷をたどって発展してきたのかが紹介されています。


■ロボットアニメの誕生
1963年、国産初の本格的連続テレビアニメ『鉄腕アトム』の放送が始まった。同年には『鉄人28号』『エイトマン』が続いている。これら国産テレビアニメの黎明期の作品は、いずれも「ロボット」ものだった。『鉄腕アトム』『鉄人28号』『エイトマン』の3作品は、ともに菓子及び食品メーカーがメインスポンサーだった。『鉄腕アトム』は明治製菓、『鉄人28号』は江崎グリコ、『エイトマン』は丸美屋で、いずれのメーカーも、パッケージやおまけシールにキャラクターを印刷した商品を販売した。

そこには、スポンサーが提供料を番組の製作元へ支払う見返りとして、番組に登場するキャラクターの商品を販売して利益を得るというビジネスモデルがあった。

超短要約

日本には幾多のロボットが生まれて、メーカーが情熱を注いだマーチャンダイジングビジネスのもとに売り場へ投入され、各々の使命を果たしていく。そこには成功だけでなく失敗もあった。しかし、そこには不滅のアイデアがあった。

著者 五十嵐 浩司

1968年生まれ。アニメーション研究家 学生時代からライターの活動を始め、1992年よりフリーのルポライターとして独立する。主なジャンルはアニメーション、特撮と、玩具や模型のホビー関連。 1992年に株式会社タルカスに参加し、編集者兼ライターとして、多くの書籍や映像ソフトの解説書を手がける。主な編著に『超合金・ポピニカ大図鑑』『ガンプラ・ジェネレーション』『トランスフォーマージェネレーション』『タカラSFランド大全集』『スーパー戦隊アートコレクション』『超合金魂計画』『ダイアクロン ワールドガイド』などがある。 また、2015年より全国で開催された「メカニックデザイナー 大河原邦男展」では出展作品の監修を務めた。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
小説家 月村 了衛

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 5分
序 章 1972――ガッチャマンとマジンガーZ p.17 9分
第1章 キャラクター商品とポピーの躍進 p.33 8分
第2章 変形・合体とマグネット p.47 12分
第3章 宇宙戦艦ヤマトとバンダイ模型の台頭 p.67 11分
第4章 ガンプラ狂騒曲 p.85 18分
第5章 ロボットアニメのピーク p.115 23分
第6章 オリジナル変形・合体ロボットと黒船襲来 p.155 18分
第7章 ディフォルメロボットの時代 p.185 19分
第8章 世代交代と超合金魂 p.217 13分
あとがき p.239 2分

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