AKB48を起用した江崎グリコ「アイスの実」の「江口愛実」キャンペーンなどを手がけた電通クリエイティブ・ディレクターが、面白い企画を作るための方法を解説している一冊。
■「答え」にたどり着く方法を探す
99 + 1 = ?
広告キャンペーンを考える時、つまり世の中を動かす「面白い」を考える時には特に、この「たった1つの答えを探す」という頭の使い方をしたらダメである。クリエイティブの世界では、人と違うこと=独自性に価値があり、人と違う方が目立つことができて、人と違うアイデアこそが新しいアイデアである。だから、企画を考える時、「面白い」を考える時は、違う頭の使い方をしなくてはいけない。
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つまり、1つしかない答えを探すのではなく、「答え」にたどり着く方法を探す。そして、既成概念に囚われていないかを常に注意することである。
■「面白い」を考える時の4つの頭の使い方
①見せる側(自分)の気持ち < 見る側(相手)の気持ち
②広くとらえる。都合良くとらえる
③まず、たくさん見つける。そして、1つずつ掘り下げる
④内側から外側へ発想を派生。外側から内側へ無理矢理着地させる
著者 中尾孝年
1970年生まれ。電通 クリエイティブディレクター 広告史に残る話題作、AKB48江口愛実を考案。 メディアをまたいだ立体的なコミュニケーションデザインを構築し、新しく斬新な仕組みの広告を発信して、広告業界以外からも注目を集めている。
帯 フジテレビ営業局 明松 功 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに 「面白い」は世の中を動かす無尽蔵のエネルギー | p.2 | 5分 | |
第1章 ビジネスにおける「面白い」とは何か | p.17 | 11分 | |
第2章 「面白い」を機能させる | p.41 | 26分 | |
第3章 面白くする技術・実践編~「面白い」で様々な課題を解決する~ | p.95 | 30分 | |
第4章 面白くする技術・心構え編~みんなが陥りやすい罠~ | p.159 | 33分 | |
第5章 そして、あなたが面白くなる! ~これが「面白い」の最後の仕上げ~ | p.229 | 22分 | |
おわりに 新しい「面白い」を創造する仕事 | p.275 | 1分 |