幸せになれる「考え方」のルール
①何事も最初は「仮説」を立てる
成功している人に多いのが「ホームレスになる覚悟がある」という考え方をする人である。最悪の状況を考えておいて、「それでもちゃんと暮らせるよね」という想定ができていれば、リスクを取って面白いことにチャレンジできる。
わからないものには恐怖心が現れる。では、具体的に何が怖いのかを1つ1つの要素で考えていくと、実はそれまで怖くないということがわかる。成功している人は、たとえ楽観的に見えても、どんな些細なことでもシナリオを数パターン考えて、最悪のシナリオまで考え抜いて、そのシナリオの精度を上げるために情報を集めたり、人を動かしたりすることが当たり前にできている。
②「年上」の言うことは聞いておく
情報が少ない時に限ると、「自分の頭で考える」ということが必ずしも正しいと思えないことがある。例えば、先輩からアドバイスを受けた時、本当にそれが正しいかどうかを判断するだけの情報を自分が持っていない時には、言うことを聞いてみた方がいい。なぜなら、自分が同じ立場になった時に、それが正しかったのか、間違っていたのかがわかるからである。
「情報量」次第で結果が決まる部分もあるので、いくら頭がいい人でも情報が足りていないと、間違った結論を導くことがある。そういう意味で、先輩や年取った人など、それなりに情報が多いため、判断を仰ぐというのは効率がいい。
③「根拠のない自信」を持つ
全然知らない人が10人集まった時、主導権を握る人は「自信ありげにしゃべる人」である。間違ったことを自信満々に言っている状況で、「あれ、こいつ間違ってるな」と気づいている人がいるが、それでも自信を持っている人に対抗しようとしない。結果、自信を持っている人が、物事を思い通りに進められてしまう。
④「モノづくり」をする
幸せかどうかは、消費者のままかクリエーターになるか、ということでも分かれる。楽しさや幸せを「お金を使うことで感じる人」は、一生幸せになれない。消費者のままの人生から抜け出すためには、クリエーターになるという方法しかない。モノづくりをする人は幸せを感じることができる。
⑤イヤなことは「自己正当化」で消す
イヤな思いをした時に、「なんであの時、ああしなかったんだろう」と後悔する理由を、前もって作らない。自我が持っている「自分の好きなモノ」「こういう自分が好き」という部分に根ざしたルールには従うべきである。
⑥「知的好奇心」をすぐに満たす
「何かを好きになる」というのは、実は後から自分の感情をコントロールできる。「好き」というのを、後から自分に思い込ませる。そこで、どれくらいイヤなのかを、確認するという「知的好奇心を満たすためにイヤなことをやってみるといい。