コンプレックスがあるから、人は魅力的になる
問題があればこそ、それを克服しようとして、頑張れる。これを心理学では「補償作用」と呼んでいる。自分に劣等感、コンプレックスがあるのなら、それを自己改善のエネルギーに変えてしまうこと。
「あえて」自分の不幸話を聞かせる
私たちの幸せの感情は、「他人との比較」によって生まれる。そのため、あえて自分をおとしめてアピールすると、相手は自分の状況を相対的に良いものだと感じることができ、嬉しくなる。
人の目を気にしない
周囲に他の人がいると、私たちはたとえ素晴らしい行動でもとらなくなってしまう。目の前に倒れている人がいたら、一人きりでいれば助けるのに、近くに傍観者がいると援助行動も起こさなくなることが知られている。周囲に人がいても、人がいるのを忘れること。他の人など一切見ないようにして、自分が正しいと思った行動をとること。
「自分が相手の立場なら」と考える
いつでも相手の立場で物事を考えるクセをつけるのは、人付き合いで成功するための秘訣である。相手の立場で物事を考えることを「パースペクティブ・テイキング」と呼んでいる。これは「相手の視点」という意味で、そういう姿勢をとれる人の方が、たとえ一時的に相手との関係が悪くなっても、すぐに修復できる。
コミュニケーションを頻繁にとるだけで、信頼される
挨拶もしなければ、声をかけてくることもない人に対して、私たちが信頼を抱くことはない。用なんてなくとも、しょっちゅう声をかけられるからこそ、私たちはその人を信頼するようになる。実際に足を運ぶのが難しいのなら、メールや手紙で構わない。とにかく頻繁にコミュニケーションをとるのが、信頼されるコツである。
自分の取り分を相手に与える
人間関係は、手放すことで得るものがある。それが人からの「好意」である。人と何かを分け合う時には、他の人に多くあげてしまうのが正解。みんなが欲しがるものはあげてしまい、みんなが嫌がるものは、自分が多くとるようにする。そういう心がけがあれば、大抵の人がファンになってくれる。
「表面的な付き合い」でも、全然構わない
結局、多くの人と付き合おうとしたら、表面的な、上っ面な付き合いにならざるを得ない。しかし、人間関係というのは、場合によっては、表面的な付き合いの方が幸せに感じることもあることが、心理学で明らかにされている。表面的な付き合いであろうが、たくさんの人と付き合うようにすれば、人は幸せでいられる。