現代のビジネスパーソンにとって、知識と論理が最も必要である。最も効率的に知識と論理を学ぶにはどうすればいいのかを紹介している一冊。
■最も重要なものは「知識」である
MBAホルダーやマッキンゼーをはじめとするコンサルティング会社出身の人材はなぜ、様々な業界でパフォーマンスを発揮できるのか。一言でいえば、その秘密は「賢さ」にある。ここでいう「賢さ」とは、「知識量」と「論理力」である。基礎知識を土台に、雪だるま式に新たな領域の知識を短時間で身につけることができる。また、論理がしっかりしているので、誰も経験したことのない、普通ならお手上げとなりそうな課題にも勇敢に取り組み、精度の高い解やアイデアを出すことができる。
賢くなるために、最も重要なのは「知識」である。知識がなければ出来事や情報を解釈することができない。ビジネスに関係のない、不要な知識だと思っていたことが後々ビジネスに役立つことは多々ある。その意味で、知識、それも社会やビジネス全般に関係する膨大な知識を身につけることは、賢さを身につけるための必須条件である。
知識があればより多くの物事を認識したり適切な判断を行ったりできるだけでなく、そこからさらに深い知識を身につけることも容易になる。
知識をつなぎ合わせる論理力があれば、確度の高い解釈を行い、次の行動を提案することが可能となる。
知識と論理を学ぶにあたって、大学受験のやり直しほど効率的で、効果の高い学習法はない。
著者 侍留 啓介
CLSAキャピタルパートナーズ 大学卒業後、三菱商事にて金融投資業務を担当。その後、シカゴ大学経営大学院にてMBA(経営学修士)を取得。帰国後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、金融・消費財・製造業など幅広い業界において経営コンサルティング業務に従事。 現在は、外資系投資ファンドであるCLSAキャピタルパートナーズにて投資実行・経営支援に従事。大手学習塾の取締役を務めるなど教育ビジネスにも精通。 また、京都大学博士後期課程にてファイナンス理論(専門はコーポレートガバナンス)を研究している。
帯 作家 佐藤 優 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
週刊ダイヤモンド 2017年 7/22 号 [雑誌] (あなたのおカネの味方はどっち!? 金融庁vs銀行) 三省堂書店岐阜店店長 渡邉 大介 |
TOPPOINT |
週刊ダイヤモンド 2017年 10/7 号 [雑誌] (これなら続けられる! 「独学力」) 花まる学習会代表 高濱 正伸 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに ビジネスに必要な知的能力を高める | p.3 | 2分 | |
第1章 高いレベルで働くための「独学の技法」 | p.17 | 14分 | |
第2章 最重要の「教養」を効率的に取り込む | p.41 | 30分 | |
第3章 最強の知的武器「論理力」を鍛える | p.93 | 37分 | |
第4章 必要な「英語力」を最速で手に入れる | p.157 | 26分 | |
第5章 独学の効果を「最大化」する | p.203 | 23分 | |
おわりに | p.243 | 3分 |
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