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2017/06/28更新

なぜか「クセになる」ホテル 東横インの秘密

108分

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東横インはなぜ日本一のホテルチェーンになれたのか

客室数5万室を超える、日本最大のホテルチェーン、東横インの仕組みを紹介した一冊。今やビジネスホテルのスタンダードになっている数々の仕組みを生み出してきた東横インの経営・サービスが紹介されています。


■東横インの創業
東横インは、総客室数5万室を超える日本一のホテルチェーンである。東横インは、1986年2月に東京・蒲田に1号店をオープンした。創業者の西田憲正は、電気工事会社の2代目。先代の急逝に伴い、32歳で社長に就任した。ただ、電気工事を請け負っているだけでは頭打ちになるのは明らかだった。何をすれば儲かるかと考え、始めたのがビルの企画・設計。事業は順調に伸び、自らビルを建てて所有するまでになる。そんな時、知人から土地活用を相談されたことがきっかけで、副業として始めたのがビジネスホテルだった。

だが、その数年後に到来したバブル崩壊で、西田は所有していたビルのすべてを手放す窮地に追い込まれる。その時、かろうじて残ったのがホテルだった。土地と建物をオーナーから借りて、ホテルを運営する「大家さん方式」で運営していたためで、以後はホテル業に専念することとなる。

超短要約

東横インの創業者、西田憲正氏はひょんなことから、ビジネスホテルの世界に飛び込んだ。ホテル業界の門外漢だったから、ホテルはかくあるべきという概念から自由だった。ビジネスホテルの宿泊客にとって、必要なことと不必要なことを、丁寧に仕分けして、清潔で安心、リーズナブルで快適なホテルを作りあげた。西田氏が考え出した仕組みの数々は、今やビジネスホテルにおけるスタンダードになっている。

著者 荻島 央江

ライター エディター 食品販売会社在職中に映画紹介・評論記事の執筆活動を開始。2002年からフリーランスライターとなり、情報誌や女性誌などで取材・執筆を手掛ける。 現在はビジネス誌を中心に活動しており、「日経トップリーダー」や「日経メディカルオンライン」などに執筆。著名経営者へのインタビューや中小企業のルポを得意とする。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 3分
第1章 「私がやります」 帰ってきた跡取り娘 p.15 14分
第2章 なぜ「1泊 6000円」でも快適なのか? 東横インの秘密51 p.43 51分
第3章 世界中どこに行っても東横イン p.141 12分
おわりに p.164 2分

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