すべての人の仕事に影響を与える人工知能時代に向けて、我々1人1人はどのように進化していけばいいのか。
AIに代替されない仕事の仕方を考えさせる一冊。
■まずは人工知能について知ること
AIの進化は、すべての人の「仕事」「働き方」「生き方」に変化を及ぼす。人がしてきた仕事をAIで代替する。それは「人の仕事を奪う」ことだけを意味するのではなく、「人の仕事を楽に」してくれるという価値を生み出す。その時、人は「新たな楽しみ」を見つけ、人生を豊かに生きることができるようになるはずである。
テクノロジーが人の仕事を奪うと考えるのではなく、「どうやってテクノロジーを活用して仕事を効率化させていくか」を考えることが大切である。テクノロジーには代替できない、人にしかできない仕事に、どうやって私たち1人1人の仕事を進化させていくか。AIにはまだまだできないことがたくさんある。AIが得意なことは何かを知り、AIが苦手なことは何かを知ることが、私たちの仕事を進化させていくためのヒントになる。
人工知能時代においては「今までとは反対側にある仕事・事柄」にチャレンジすることが求められる。営業・販売でいえば「人と接する」ことの反対にある「データと仲良しになる」仕事。製造では「時間を短縮させ効率を上げる」ことの反対にある「感情コミュニケーションの時間を多くとる」という仕事。技術では「論理」の反対にある「感性・直感」の能力を活用する仕事。事務・管理では「前提踏襲」ではなく「未来志向」になる仕事。
著者 藤野 貴教
働きごこち研究所代表取締役 組織開発・人材育成コンサルタント。外資系コンサルティング会社、人事コンサルティング会社を経て、東証マザーズ上場のIT企業において、人事採用・組織活性化・新規事業開発・営業マネジャーを経験。 2007年、株式会社働きごこち研究所を設立。 「ニュートラルメソッド」を基に、「働くって楽しい! 」と感じられる働きごこちのよい組織づくりの支援を実践中。 2015年から現在の研究テーマは「人工知能の進化と働き方の変化」。研修やセミナーの受講者はのべ1万人を超える。
帯 お笑い芸人 西野 亮廣 |
帯2 グロービス経営大学院 研究科長 田久保 善彦 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 4分 | |
第1章 人工知能はどこまで進化しているのか? | p.17 | 19分 | |
第2章 1人1人はどう進化していけばよいのか? | p.51 | 44分 | |
第3章 組織のリーダーはどう進化していけばよいのか? | p.131 | 13分 | |
第4章 人工知能時代の新しい働き方のモデル | p.155 | 30分 | |
第5章 人間の強みを突き詰める | p.209 | 6分 | |
おわりに | p.220 | 2分 |
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