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2017/05/24更新

やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法

175分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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何か新しいことを始めたい時に読む本

メニューは1種類、在庫リストからオーダーメイドで料理を注文できる。これまでの飲食店の見方を変えたユニークな定食屋の店主が、何かを新しく始める時に大切な考え方を紹介している一冊。


■未来食堂とは
未来食堂は、1人で回している、カウンター12席だけの小さな定食屋。毎日『日替わり1種類』だけを出すため、オーダーを取る必要がない。このため、お客様は着席してすぐに食事をとることができる。結果的にランチタイム平均4.5回転、最高7回転を記録し、徹底的に効率的な定食屋として注目された。

メニューは1種類だが、夜以降は『あつらえ』というシステムがあり、おかずのオーダーメイドができる。レニューの代わりに『冷蔵庫の在庫リスト』を用意してあり、2点ほど食材を選んで「炒め物で」など希望の調理法を伝えてもらう。そのため、ロスも出ないし、お客様にとってみれば自分だけのとっておきの一品が提供される特別感もある。

従業員は1人だが、『まかない』という一度お店に来た人なら誰でも50分お手伝いで1食無料になる仕組みがある。実際は『まかない』をする人と一緒にお店を回している。開店1年半でまかないさんは年間のべ450人以上。大抵はまかないさんが誰か1人はいる。

このような未来食堂のあり方に驚く方も多いが、1つ1つはそこまで奇をてらったものではなく、既存のものの見方を変えただけにすぎない。

超短要約

■何かを始める前、知っておきたいこと

①「自分がやりたいこと」を深堀りする
②今できなくても、頑張りで結果は変わる
③「当たり前」を解体する
④問題点と恐怖を混同しない
⑤黒字であることを最低ラインとする
⑥あるもので考える
⑦必ずしも満点である必要はない
⑧時間を効率的に使う
⑨「やらないといけないこと」の質を変える

著者 小林せかい

未来食堂 店主 日本IBM、クックパッドで6年半エンジニアとして勤めたのち、1年4カ月の修業期間を経て、2015年9月、東京都千代田区一ツ橋に、カウンター12席の「未来食堂」を開業。 メニューは日替わり1種のみ、着席3秒で食事ができる、決算や事業書を公開、「ただめし」「まかない」「さしいれ」「あつらえ」などユニークで超合理的な仕組みを考え、飲食業に新風を吹き込む。 こういった活動が評価され「日経WOMAN」ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017を受賞。「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」「WBS」など多くのメディアにも取り上げられる。「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」を理念とする未来食堂の活動は、「食堂の枠を超えた食堂」と共感を呼んでおり、新しいことを始めたい人が、何かを学びに日々お手伝いに訪れる。その数、年間450人。

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帯
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 章 未来食堂とは p.19 7分
第1章 何かを始める前、知っておきたいこと ~考え方~ p.31 20分
第2章 何かを始める時、やること ~アクション~ p.67 20分
第3章 何かを始めた後、続けるために p.103 18分
第4章 始めたことを、伝えるために p.135 11分
第5章 人が心を動かす瞬間 p.155 10分
第6章 注目を集めるということ p.173 24分
第7章 注目された時に気をつけること p.217 13分

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