スタンフォード大学のサイエンス・ディレクターが、幸福になるための最新の知見を簡潔にまとめた一冊。限界まで働けば成功するといった過去の間違った考え方を否定し、本当に幸せになるために何が必要かを紹介しています。
■幸福が成功をもたらす
長年の調査研究によって、幸福とは成功した結果もたらされるものではなく、成功を呼ぶものであることがわかった。幸福はポジティブな感情の高みにあり、公私にわたって私達の生活に目をみはるほどの肯定的な影響を及ぼす。心の知能指数と社会的知能指数を高め、やる気を増してくれ、友人や同僚への影響力を高めてくれる。これこそが、心身の健康を犠牲にすることなく、成功へと導いてくれるものだ。
次の6つの方法によって、心身の健康は大きく改善され、幸福感が増し、意義と目的のある人生を送れるようになる。
①今この瞬間に生きる
②レジリエンンスを鍛える
③エネルギーをコントロールする
④何もしない時間を持つ
⑤自分にやさしくする
⑥他人に思いやりの心を見せる
著者 エマ セッパラ
スタンフォード大学「思いやりと利他主義の研究教育センター」サイエンス・ディレクター イェール大学で「幸福の心理学」を教えている。また、「フォーチュン500」の企業の経営者・従業員に対して組織づくりのコンサルティングをしているほか、グーグル、アップル、フェイスブック等での講演も多数。
帯 作家 ダニエル・ピンク |
帯2 ペンシルバニア大学ウォートン校教授 アダム・グラント |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.1 | 11分 | |
第1章 未来を追い求めるのをやめる―生産性を「あげよう」とすると成功の機会が減る | p.28 | 20分 | |
第2章 「やりすぎ」からの脱却―生まれ持つ回復力を鍛える | p.64 | 24分 | |
第3章 エネルギーをコントロールする―「冷静でいること」の隠れた利点 | p.106 | 26分 | |
第4章 「何もしない時間」を増やす―創造性の秘訣 | p.152 | 24分 | |
第5章 自分との付き合い方を変える―「厳しい自己批判」の危険性 | p.194 | 18分 | |
第6章 思いやりの力を理解する―「自己中心的な考え」が裏目に出るのはなぜか? | p.226 | 21分 |
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