4度のオリンピックで4つのメダルを獲得した競泳の松田丈志が、その師である久世コーチと共に、結果を出すために必要なことは何かを紹介している一冊。これまでの選手生活で学んだことが書かれています。
■目標との「距離」を知る
結果を出すためには、目標設定が必要である。ビジネスでもスポーツでも重要なのは、「その目標を達成するために何が足りないのか、その目標までにどのくらい距離があるのか」を的確に分析することである。闇雲に遠い目標を見据えるよりも、目先の具体的な目標が置かれることで、練習に挑む心構えは変わる。具体的な数字の目標が生まれることで、自分がやるべきことも具体的になるはずである。
自分と向き合うことのできない人は成長しない。
著者 松田 丈志
1984年生まれ。競泳選手 セガサミー所属。4歳で東海スイミングクラブに入会し水泳を始める。久世由美子コーチ指導の下、アテネ大会よりオリンピック4大会連続出場、4つのメダルを獲得。ロンドン大会では競泳日本代表チームのキャプテンも務めた。 32歳で迎えたリオ大会では日本競泳界で最年長出場・メダル獲得の記録を作る。2016年の国体を最後に28年の競技活動を引退。現在はスポーツの普及・発展のために様々な分野で活動をしている。
著者 久世 由美子1947年生まれ。東海スイミングクラブヘッドコーチ、 旭化成で競泳実業団選手として活躍。引退後、宮崎県延岡市に東海スイミングクラブを設立。松田丈志が4歳の頃からコーチを務め、2004年アテネ大会から北京、ロンドン、リオと4連続五輪出場、北京以降の3大会連続でメダリストに導いた。現在、東海スイミングクラブヘッドコーチ、宮崎県水泳連盟副会長・延岡市水泳協会副会長。
帯 全日本柔道男子監督 井上 康生 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
プロローグ(松田丈志) | p.1 | 3分 | |
第一章 自分と向き合うことのできない人は成長しない(松田丈志) | p.13 | 9分 | |
第二章 情熱を育み、維持し続ける(久世由美子) | p.31 | 11分 | |
第三章 周りの力を自分の力に変える(松田丈志) | p.53 | 10分 | |
第四章 折れない魂(メンタル)の育み方(久世由美子) | p.73 | 8分 | |
第五章 ロンドンでの“敗戦"とリオへの挑戦から学んだこと(松田丈志) | p.89 | 8分 | |
第六章 伸びるための知恵を絞り続ける(久世由美子) | p.105 | 9分 | |
第七章 競泳日本代表に見る、本当のチームワークとは(松田丈志) | p.123 | 11分 | |
第八章 「行動」するチカラ(久世由美子) | p.145 | 10分 | |
第九章 モチベーションを上げる方法(松田丈志) | p.165 | 12分 | |
第十章 文字で伝えることの大切さ(久世由美子) | p.189 | 16分 | |
エピローグ(久世由美子) | p.220 | 4分 |