J-WAVEやNHKなどで活躍するラジオDJが、コミュニケーションを円滑にするための方法をまとめた一冊。いかに相手といい空気をつくるかが紹介されています。
■やわらかい気持ちで目と目を合わせる
ラジオDJ駆け出しの頃、最低限心がけてきたのは「ゲストの方にリラックスして話してもらえるような空気をつくる」こと。その空気をつくるのは、ファースト・アイコンタクトの瞬間。目と目が合った時に、いかに「あ、歓迎されているな」「この人となら楽しく話せそうだな」と思ってもらえるか。やわらかい気持ちで目を目を合わせるのは、お互いに「よろしく」の意思表示。「おもてなし」は、言葉を交わす前から始まっている。
最も効果的なアイスブレイクは、視線と笑顔。相手がこちらに視線を送った時、やわらかく笑顔で受け止められるかどうか。「あっ、こっちを見てくれた」という安心感は、出会いの初めには言葉を超える力を持っている。大事なポイントは、目線の高さを揃えることである。
相手との間にどのような「空気」が生まれるか。場当たり的に「空気」を「読もう」としても気疲れするだけで誤解も生まれる。それよりも、まずは相手ときちんと向き合って、自分から「空気」を「つくって」みる。必要なのは、考え方一つ、言葉一つ、視線一つ、メモ一つ。小さな心がけや習慣で、「いい空気」は一瞬のうちにつくることができる。
著者 秀島史香
1975年生まれ。ラジオDJ、ナレーター。 大学在学中にラジオDJデビュー。J-WAVE(81.3FM)『GROOVE LINE』をはじめとするラジオ番組やNHK総合『着信御礼! ケータイ大喜利』『BSコンシェルジュ』などのテレビ番組に出演。テレビ、映画、CM、アニメなどのナレーション、絵本の朗読、美術館音声ガイド、JAL機内放送、EXILE『Ti Amo』に参加するなど、声の表現があるところで多岐にわたり活動している。 ネイティブの英語力を活かし、NHKラジオ第2『英語で読む村上春樹』、BS12(TwellV)『高田純次のセカイぷらぷら』ベルギー現地レポーターにも出演。J-WAVE SPECIAL『VERMEER, 37 STORIES ~光の王国~』で第49回ギャラクシー賞『ラジオ部門選奨』受賞。
帯 タレント 高田 純次 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
第1章 「話すとなぜか気持ちいい」人たちが心がけていること | p.11 | 30分 | |
第2章 「明日あの人に会う」ときに私がしていること | p.63 | 16分 | |
第3章 どんな「想定外」でも大丈夫! 緊急事態にも揺るがない「切り返し」の方法 | p.91 | 37分 | |
第4章 「また会いたい」と言われる人に共通すること | p.155 | 24分 | |
第5章 もう困らない! 一生使える話題の拾い方・見つけ方 | p.197 | 22分 |