「世界ふしぎ発見! 」などを担当する放送作家が、面白い話をするための原理原則をわかりやすく紹介している一冊。
■「おもしろくない話」の共通点
①ハイ・テンションで自分も周りも疲れてしまう
ハイ・テンションな人は空回りしがち。極めて少ない言葉数で、おいしいところを持っていくのが理想的。
②ひとつの話がダラダラと長い
「おもしろい話」をしたいなら、むしろ相手に積極的に話をさせる。
③ウケを狙いすぎて外してしまう
ウケを狙おうとする下心は、聞き手に伝わる
④ウケたいがあまりデリカシーに欠ける
誰かを傷つける皮肉やシニカルなジョーク、嫌味混じりの冗談は慎む
⑤「自分をかっこよく見せたい」と考えている
ちっぽけなプライドにこだわる人は、自慢話や言い訳が多かったりして、面倒な人と思われる
⑥「おもしろい話=笑わせること」だと考えている
「話の面白さ」の判定基準は「笑えるかどうか」だけではない。結末が気になる話や思わず感動してしまう話、知的好奇心をくすぐられる話などにも人は興味を示す
おもしろい伝え方の公式
空気を読む × 笑いの原理 × 伝える技術
とにかく「場の空気を読む」ことがすべての土台。その上で「笑いの原理」を理解して、「伝える技術」を使って効果的に伝える。
著者 石田 章洋
1963年生まれ。放送作家 日本脚本家連盟員・日本放送作家協会会員。プランナー&ライターズオフィス、株式会社フォーチュンソワーズ代表取締役。 日本大学在学中に三遊亭円楽(当時は楽太郎)に弟子入り。落語家になるも数年後、放送作家に転身。以来、30年近くにわたり、各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組など、あらゆるジャンルのテレビ番組で企画・構成を担当。 構成を手がけた「世界ふしぎ発見!~エディ・タウンゼント 青コーナーの履歴書」は第45回コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞するなど番組の企画・構成に関して高い評価を受けている。
帯 タレント 伊集院 光 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに おもしろさにセンスはいらない! | p.3 | 3分 | |
第1章 なぜ、あなたの話は「おもしろくない」のか? | p.21 | 12分 | |
第2章 おもしろい人は空気を読む | p.51 | 12分 | |
第3章 今日から使えるたったひとつの"笑いの原理" | p.81 | 26分 | |
第4章 今より2倍おもしろくなる「伝える技術」 | p.147 | 13分 | |
第5章 シチュエーション別 おもしろい伝え方 | p.181 | 13分 | |
第6章 今よりもっとおもしろくなる! おもしろい人の習慣 | p.213 | 8分 | |
おわりに | p.234 | 1分 |