元NHKキャスターが、ビジネスで効果的な声の出し方を紹介している一冊。
企画力、営業力などのスキルを高めるには時間がかかるが、声の出し方はすぐにでも変えられると説き、短時間で成果をあげるための声の出し方を解説しています。
■声こそが最強のビジネススキル
声のスキルが上がれば、必然的に「話し方」も磨かれていく。ビジネス相手が、わかりにくい声、聞き取りにくい声で話す人と、明瞭で聞き取りやすく落ち着いた声の人の場合、どちらの商品やサービスを買おうと思うか。「プレゼンの中身次第」と答えたいところだが、実際には話の「わかりやすさ」で選ばれることが多い。なぜなら、わかりにくい話では、どんなにいい内容でも相手にきちんと伝わらないからである。
声がしっかり出ている人は、話す内容に自信があるように見える。自信に満ち溢れている人は、頼りがいがある。印象にも残りやすく、ビジネスにおいて大きなアドバンテージになる。
ビジネスに効く声は千差万別である。さらに1人1人の状況に応じて、いい声は変わってくる。ますは自分の声を客観的に聞いて、自分の声の特徴をチェックすること。その上で、状況に応じて、声の高さを使い分けられるようになると、自分の伝えたい内容を相手にわかりやすく、ストレートに伝えることができるようになる。
著者 牛窪 万里子
元NHKキャスター 大学卒業後、サントリーで勤務するも、ビジネス上のコミュニケーションに苦戦。苦手意識を克服するため、NHKアナウンススクールへ通いはじめる。伝えることのおもしろさ・奥深さに魅せられ、一念発起しアナウンサーの道へ進む。 1995年からNHK横浜放送局、1998年からNHK首都圏放送センターにてラジオ・テレビのキャスターやリポーターを務め、2002年にフリーアナウンサー事務所、メリディアンプロモーションを設立、代表取締役に就任。 NHK「おはよう日本」「首都圏ネットワーク」、CS朝日ニュースター「政治学原論」、テレビ東京「レディス4」等にレギュラー出演。 現在、FM OSAKA「アンミカのレディオ・フィーカ」「魅力! 女子力」パーソナリティーとして出演中。 その他、イベント司会をはじめ、メリディアンアナウンススクールの運営や、共立女子大学・短期大学課外講座「共立アカデミー」、大手企業の講演会や研修の講師など幅広く活躍している。
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.3 | 1分 | |
プロローグ 声が変われば、仕事がどんどんうまくいく | p.20 | 5分 | |
第1章 成功している人ほど、一度聞いたら忘れられない「声」を持つ | p.33 | 12分 | |
第2章 仕事ができる人は「自分の声」を見つけている | p.63 | 14分 | |
第3章 仕事ができる人は「声の出し方」がひと味違う | p.97 | 13分 | |
第4章 仕事ができる人は「声」を上手に使い分ける | p.129 | 22分 | |
第5章 仕事ができる人は「ビジネスに効く声」を保つためにケアをする | p.181 | 9分 |