「あまちゃん」「サラリーマンNEO」「となりのシムラ」などを手がけたNHKのプロデューサーの仕事論。どのようにすれば仕事がうまくいくのかを紹介しています。
■「折れない人」とは
①自分のやり方・考え・企画などにこだわる人
②自分の成功体験から離れられず、いつまでもそれを繰り返す人
③自分の理想だけを追う挙句、人が離れていくリーダー
④「わからない」と言えない人
「折れる」ことは、「自分を変える」ためのはじめの一歩である。折れることを積み重ねていくと、いつしかふと振り返れば、周りの環境や人間関係が好転していることに気づくはずである。そして自分を見つめてみると、自分の人としての器が大きくなったり、人間としての幅が広くなったりと、自分でも変化に驚くはずである。
「折れる」ことがなければ、自分の枠の中でいつも仕事をすることになる。自分の発想の枠から出ることができなければ、いつまでたっても同じことしかできず、次第に居場所を失ってしまう。
一方、「折れる」からこそ、個性が出てきて新しいものを作ることができる。そして、周囲の人に認められ、仕事もうまく回るようになる。さらに、自分のやってきたことを一旦折って、次のことを始められるので、自分が活躍できるフィールドがどんどん広がっていく。
著者 吉田 照幸
1969年生まれ。NHKエンタープライズ 番組開発部エグゼクティブディレクター 1993年NHK入局。「のど自慢」、「小朝が参りました」などエンターテイメント系の番組を中心に活躍。 広島放送局を経て番組開発部移動後、2004年に「サラリーマンNEO」を企画、以後全シリーズの演出を担当。型破りな番組として人気を博す一方、タニタの社食、Google本社を日本のテレビ番組として初潜入、コントに日産のカルロス・ゴーン氏を引っ張り出すなど、話題となった。 2011年には「劇場版サラリーマンNEO(笑)」の脚本・監督を務める。第35回・36回国際エミー賞コメディ部門ノミネート。 2013年春からは、“異例のレンタル移籍"で、連続テレビ小説「あまちゃん」の演出を担当。丸の内朝大学の講師としても活躍。
帯 女優 大島 優子 |
帯2 脚本家 宮藤 官九郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 4分 | |
1章 折れる力がすべてを救う | p.15 | 9分 | |
2章 「環境」に折れると、おもしろいアイデアが出てくる | p.33 | 17分 | |
第3章 「他人」に折れると、仕事で認められる | p.67 | 22分 | |
第4章 吉田流 折れて人間関係をうまくいかせる方法 | p.109 | 13分 | |
第5章 「経験・自分」に折れる | p.135 | 18分 | |
第6章 やっぱり折れてはいけないこと | p.171 | 8分 | |
おわりに | p.187 | 3分 |
ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法 [Amazonへ] |