忙しい原因は生産性の低さにある。仕事も家事もあらゆることを生産性高く、効率的にするためには、何が大切かということを解説している一冊。
■「忙しすぎる」という問題の本質
①長い時間、働くことによって、問題を解決しようとしている
②すべてのことを「やるべきこと」と考え、全部やろうとしている
何もかも完璧にやろうとしている
③不安感が強すぎて、NOと言えなくなっている
④「とにかく頑張る」という思考停止モードに入ってしまっている
これらに共通している本質的な問題は「生産性が低すぎる」ということである。もしくは「生産性の概念を理解していない」と言ってもいい。生産性は仕事だけでなく家事から育児、勉強にコミュニケーションに至るまで、あらゆる場面において成果を最大化するための鍵となる概念である。
時間を大切にするために最も気をつけるべきことは、自分の時間を簡単に売らないことである。時間の価値が非常に大きいと考える人は、できるだけ高く時間を売る方法は何かと考えるようになる。これが「どう付加価値をつければ、自分の貴重な時間を高く売れるか」という発想につながり、その人の時給を上げていく。
著者 ちきりん
作家、ブロガー バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念。 2005年開設の社会派ブログ「Chikirinの日記」は、日本有数のアクセスと読者数を誇る。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊ダイヤモンド 2017年 2/4 号 [雑誌] (上げ下げマンション大調査) 天狼院書店店主 三浦 崇典 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序章:「忙しすぎる」人たち | p.1 | 13分 | |
1章:高生産性シフトの衝撃 | p.25 | 17分 | |
2章:よくある誤解 | p.57 | 12分 | |
3章:どんな仕事がなくなるの!? | p.79 | 11分 | |
4章:[インプットを理解する]希少資源に敏感になろう | p.99 | 10分 | |
5章:[アウトプットを理解する]欲しいモノを明確にしよう | p.117 | 9分 | |
6章:[生産性の高め方1]まずは働く時間を減らそう | p.133 | 20分 | |
7章:[生産性の高め方2]全部やる必要はありません | p.169 | 16分 | |
8章:高生産性社会に生きる意味 | p.199 | 15分 | |
終章:それぞれの新しい人生 | p.227 | 9分 |
大前研一 敗戦記 [Amazonへ] |