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2016/11/03更新

ビジネスブロックチェーン ビットコイン、FinTechを生みだす技術革命

236分

4P

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ブロックチェーンの機能と特徴

ブロックチェーンはインターネットと概念が異なり、インターネットの上部に位置する新たなプロトコルであり、ワールドワイドウェブと同等の存在である。ブロックチェーンはデータベースであり、開発プラットフォームでもあり、ネットワークを実現する存在でもある。それゆえ、多くのブロックチェーンとバリエーションが必要であり、形態も様々である。ブロックチェーン・アプリケーションはインターネットを必要とするがウェブは必ずしも必要とはせず、より分散型で、より公正で新しいサービスをもたらす。

ブロックチェーンは単なる新技術ではなく、既存の技術を補完したり、取って代わる可能性を持ち、他の技術を本質的に変えるものである。ブロックチェーンはウェブ以上に多機能であり、10の機能と特徴を合わせ持っている。

①暗号通貨
ビットコインなどの暗号通貨はブロックチェーン上で運用可能で、セキュリティも保たれた代替通貨である。

②コンピューティング・インフラ
大量のコンピュータをつなぎ、所有する情報のどれを記録するか同一の合意形成プロセスによって決定し、コンピュータ間で行うすべてのやり取りを暗号化技術によって認証する。

③取引プラットフォーム
デジタル化された貨幣や資産を取り扱う多種多様な取引を認証できる。

④分散型データベース
ブロックチェーンはデータベースのような役割を果たす。但し、情報の一部が保存され、そのヘッダーは公開される。

⑤分散型会計帳簿台帳
分散型でパブリックで、タイムスタンプが押された資産台帳でもある。ネットワーク上で処理された全取引を記録し、二重計上が絶対に発生しないようにするために、ユーザーのコンピュータが各取引の正当性を確認できるようになっている。

⑥開発プラットフォーム
分散化と暗号化でセキュリティを確保する新種のアプリケーションを生み出す技術である。

⑦オープンソースソフトウェア
プロックチェーンはオープンソース化されており、そのコアがオープンになるほど、取り巻くエコシステムはさらに強固なものとなる。

⑧金融市場
暗号通貨が現実の通貨と同様に扱われるようになれば金融手段の一部となり、様々な新型金融商品の開発へとつながる。

⑨ピア・ツー・ピア・ネットワーク
ブロックチェーンは構造的にはピア・ツー・ピア・ネットワークを基盤とし、各ノードに置かれたコンピュータを用いて分散化を推進する。

⑩信用を担保するサービス・レイヤー
すべてのブロックチェーンは信用を運用の核としている。信用が付与される対象は取引だけにとどまらず、データ、サービス、プロセス、存在、ビジネスロジック、同意の条件、物理的対象にまで及ぶ。