今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2016/08/04更新

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

204分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

努力の質を変えよ

①遠くの「大きなゴール」を目指す
戦略なしに動いていては、いい努力はできない。戦略とは選択であり、選択とは捨てることである。どんな場面にも、仕事のどの部分に注力し、どの部分を捨てるかを選択し、最終的に勝つ戦略を立てなければならない。仕事において「何を捨てるか」を考える際には次の2つにフォーカスすべきである。

・この仕事の目的は何か?
・どれくらいの期間で成果をあげればいいのか?

大切なのは「どの期間に成果を最大化させるべきか?」を意識することだ。

②「アウトカム志向」を持つ
いい努力の決め手となるのは「アウトカム(=成果)志向」が強いかどうかだ。「この時間、この行動でどんな成果が出るか?」を常に意識するということだ。「この仕事をした結果、どんな変化が起きるか?」と考えながら作業に取り組んでいると、より良いアウトカムにつながる確率は上がる。

③「人に頼むことも責任」と考える
「責任を持つこと=自分が全部やること」と思い込み、悪い努力にはまる人が多い。自分がやるべきところは自身が最大限努力し、人に頼んだ方が効率的にも質的にもよくなるところは頼み、最終的にベストの成果につなげる。これが「責任を持ってやる」ということだ。

④まずは「手ぶら」で話をする
「とりあえず」書類を作るのは時間の無駄でしかない。「紙切れ書類」を作ってしまう理由は、「書類=仕事」という無意識の刷り込みと「手ぶら=準備なし」という先入観だ。上司の意図やミーティングの目的を明確に理解しないまま資料を作ったところで、やり直すはめになる。

⑤「考える時間」を作る
効率的にパッパッと解決できるものもあれば、現状の徹底した分析が必要だったり、これまでにない革新的な案が必要だったりすることもある。大きな成果を手にするには豊かな思考力、発想力が求められるが、効率主義に走るとその部分が痩せてしまう。

⑥常に「フロントローディング」する
「フロントローディング」とは、最初の方に時間や労力を大きく投資して、後半に発生しそうな問題を防ぐ手法である。フロントローディングのポイントは次の通り。

・情報共有を最初にする
・大きな方向性を最初に検討する
・面倒くさいことを最初にやる
・心理的に負担がかかることを最初にやる
・初期段階で人を巻き込む

⑦面倒でも「チームプレイ」を心がける
いい努力をするには、一人でやる仕事と複数でやる仕事、両方をこなせるようにならなくてはならない。

⑧「リスク」をとる
絶対にこうすべきだということについては、自らリスクをとるべきだ。「やらなければならないこと」を定義したのが誰なのか、前例や慣習で判断されている場合には疑ってかかるべきだ。