マッキンゼーに勤めた著者が、そこで学んだ仕事術を47の原則にまとめた一冊。マッキンゼーで成果をあげるリーダー達はどのような仕事の習慣とマインドセットを持っているのかが紹介されています。
■きつい仕事は午前中に片付ける
難しく後回しにしたい仕事は午前中に取り掛かり、生産性を高める。夜の時間に一番ふさわしいのは、受動的であまり頭を使わない仕事である。
・早朝やるべき仕事:創意工夫や創作や想像力を必要とする仕事
・早朝やらなくて良い仕事:何かを修正したり削除する以外の仕事
■すべての問いに30秒以内で答える
経営幹部クラスの人たちに一瞬で好印象を与える方法は、過不足ない内容で短く回答すること。多くの情報を手短に伝える3つのルールは次の通り。
①相手が興味を持つトピックに注意を呼び起こすことに集中する
②相手の立場に立って相手が知りたいことは何かを考える
③答えを前もって用意しておく
■アウトプットをイメージする
自分の目標を熟知していると、より良く、より早く、より果敢に仕事を進めることができる。
■先手を打つ
原則1 きつい仕事は午前中に片付ける
原則2 すべての問いに30秒以内で答える
原則3 アウトプットをイメージする
原則4 前半戦が勝負の分かれ目、序盤に全力を注ぐ
原則5 小さなサインを見逃さず、大きな成果を上げる
原則6 本当に重要なポイントを見逃さない
■平常心を保つ
原則7 ストレスのある時ほど笑う
原則8 自分の限界を超える
原則9 常に最悪の事態を想定する
原則10 フォローアップを始める
原則11 仕事の依頼を冷静にかわす
■多面的に捉える
原則12 柔軟な発想で情熱を捉える
原則13 目標にできるロールモデルを探す
原則14 目標は野心的に。行動は計画的に
原則15 自分なりの活力源を必ず把握する
原則16 ジョギングなど気分をリセットする時間をもつ
■コミュニケーション上手になる
原則17 コミュニケーションは手短に
原則18 難しい質問に答える前に3秒の間をとる
原則19 自分から話すより、聞き役に徹する
原則20 ノーの代わりにイエスを使う
原則21 中途半端なアウトプットは見せない
原則22 プレゼンテーション冒頭の3文は必ず暗記する
■共感する
原則23 真っ先に相手とつながる共通の話題を見つける
原則24 励まされる人ではなく、励ます人になる
原則25 常に相手の良い面を見つける
原則26 チームメンバーの人生の転機やプライベートな面を知る
原則27 利用価値があるものではなく、頼りになる個人として尊重する
原則28 毎週、面白い人たちと食事に行く
■チームメンバーへの思いやりを持つ
原則29 チームメンバーをしっかり評価する
原則30 やりがいのある仕事を割り振る
原則31 コーチングを通じてフォロワーを増やす
原則32 フィードバックはポジティブに!
原則33 アシスタントを大切にしよう
■生産性を高める
原則34 ToDoリストを4つに分類する
原則35 プロセスよりも結果に目を向ける
原則36 メールは5Dルールでどんどん処理する
原則37 会議の主旨を前もって把握する
原則38 ミーティングには必ず議題リストを準備する
原則39 できるだけ早く発言する
原則40 ごくシンプルな6種のプレゼン・ツールを作る
原則41 最新情報を共有する仕組みを作る
■持続的な成長を実現する
原則42 知識とツールは惜しみなく他人に与える
原則43 物理的な不便や心配事を解消する
原則44 踏み込んだ質問で相手の答えを引き出す
原則45 効率的に要点をメモする
原則46 新たな人生に対する心構えを持つ
原則47 リーダーに必要な資質を認識する
著者 服部 周作
経営コンサルタント マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、アジア、北米、ヨーロッパなど7か国における先端技術産業、ハイテク産業、メディア産業分野のプロジェクトに従事し、2015年独立。 日中を市場とする求人ポータルサイト運営など、ベンチャー設立経験も複数有する。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 | p.3 | 58分 | |
第2章 | p.103 | 46分 | |
第3章 | p.183 | 26分 | |
第4章 | p.229 | 20分 | |
第5章 | p.264 | 4分 |
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