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2016/07/07更新

自分の価値を最大限にするハーバードの心理学講義

239分

8P

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自分の性格と目標を分析し、人生を幸福に生きるための方法

ハーバード大学卒業生による投票で、3年連続人気教授に選出された著者による「パーソナリティと幸福度」に関する最新の知見。いかにして、人生の幸福度を高めれば良いのかが紹介されています。


■人は自分自身の狭い解釈で他者を解釈してしまう
人にはそれぞれ独自の評価基準があり、それによって物事を予測したり、自分や他者を解釈したりしている。他人をどう解釈しているかについては「自分自身をどう解釈しているか」が大きく影響している。また、この解釈は日常の生活における行動や幸福度にも深く関わっている。

評価基準は、私たちが周囲の世界を理解するための便利な「枠組み」にもなれば、私たちを閉じ込める檻にもなる。複雑な世の中を迷わず歩くための道標にもなる一方で、自分や他者を凝り固まった考え方で捉えてしまう罠にもなる。しかし、これは変えることができる。

超短要約

個人的な評価基準は、私たちが物事を見るための枠組みにもなれば、閉じ込める檻にもなる。生まれ持った固定的なパーソナリティ特性は人生に大きな影響をもたらすが、私たちは自分の大切なもののためには、別のキャラクターになることもできる。

人生を自分でコントロールしようという主体性は、人生にポジティブな影響をもたらすが、そのためにはコントロールできない側面に注意を払うことが不可欠である。猛烈に忙しいライフスタイルは、遊びの感覚によって緩和されない限り、健康を損なう可能性がある。

パーソナル・プロジェクトは、私たちの人生にとって極めて重要で、永続的に人生に意義をもたらし、豊かな彩りを与えてくれる。プロジェクトは時間の経過と共に色褪せてしまうこともあるが、状況を正しく認識し直すことで再活性化することができる。

著者 ブライアン・R・リトル

ケンブリッジ大学ウェルビーイング・インスティテュート特別研究員 カールトン大学特別教授 パーソナリティや動機付けをテーマにした心理学分野で世界的に有名な研究者。大学教育界のノーベル賞とも呼ばれる「3Mティーチング・フェローシップ」受賞。 ケンブリッジ大学心理学部、ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネス・スクール、カールトン大学、マギル大学、オックスフォード大学、ハーバード大学などで教鞭をとり、常に満席の講義によって、3年連続ハーバード大学の人気教授に選出された。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 3分
第1章 あなたを閉じ込めている檻――“メガネ"を変えて世界を見る p.17 21分
第2章 「自分の性格」を理解する――5つの要素で適性がわかる p.49 19分
第3章 別人を演じる――大切なもののために性格を変えるということ p.79 19分
第4章 「タマネギ」か「アボカド」か――場に合わせるか、信念に従うか p.108 17分
第5章 主体的に人生を生きる――運命はどのくらいコントロールできるのか? p.134 18分
第6章 性格は寿命も左右する――すべてを勝負にする人、しない人 p.162 15分
第7章 クリエイティビティは「才能」ではない――独創的な人ほど性格が悪い? p.185 20分
第8章 住んでいる場所が「生活の質」を決める――SNSで回復する人、疲れる人 p.216 15分
第9章 「パーソナル・プロジェクト」を追求する――人生をかけて達成したいことを見直す p.239 17分
第10章 自分を変える挑戦――幸福な人生を自分でつくる p.265 17分

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