体と心を鍛えるには、ヨガが最強のエクササイズである。パーソナルトレーナーとして、経営者やアスリートにヨガを教える著者が、簡単に日常にヨガを取り入れて、パフォーマンスを高める方法を紹介しています。


■ヨガは心と体を両方鍛える最強のエクササイズ
ヨガとは、人間がよりよく生きるために先人が編み出した手法である。主に「ポーズ」「呼吸」「瞑想」の3つから成り立っている。あらゆるポーズを行うことで、身体的にはストレッチの効果がある。柔軟性が高まり、全身の血行も良くなって、体にいい影響がある。こわばった筋肉をほぐすことで、ゆがんでいた姿勢も元に戻る。

姿勢が良くなることで、背筋は伸び、胸郭は広くなり、肺が膨らむようになり、呼吸が深くなる。現代人の呼吸は基本的に浅く、早い。それを意図的に深く、ゆっくりと行うことで心身に与える好影響は計り知れない。

ヨガが目指すところは体の健康だけではない。心の健康にもいい。様々なポーズや呼吸は、深い瞑想をするためでもある。

ヨガとは「フィジカル」と「メンタル」両方に作用する最強のエクササイズである。ヨガの3大要素は「姿勢」「呼吸」「瞑想」だ。正常な姿勢をとり、深い呼吸を促し、その上で瞑想をして、メンタルを整える。体と心が本来のパワーを取り戻し、100％機能するように調整していく。

ヨガはこれからのビジネスマンにとって、ランニングやウォーキング、ラジオ体操などと同じくらい一般的な習慣になるはずである。世界のビジネスエリートやトップアスリートは、ヨガの習慣がこれからの時代に必要であることを、とっくに知っている。

著者 竹下 雄真

1979年生まれ。パーソナルトレーナー 1998年、アメリカシアトルでパーソナルトレーナー研修に参加。帰国後、都内パーソナルトレーニングジムにて多くの顧客の肉体改造に携わる。 退職後、株式会社ポジティブ設立。2011年、西麻布にプライベートパーソナルトレーニングジム「デポルターレクラブ」をオープン。 2012年、スリランカにてヨガとメディテーションに出会い、トレーニングにおける機能性を実感する。 2014年、広尾にて「デポルターレヨガ」をオープン。一流のアスリート・芸能人・有識者・政治家・経営者・外資系ビジネスマンなどの会員が通うジムとヨガスタジオを展開している。 クラブ事業のほかにも、健康・スポーツ領域におけるコンテンツプロデュースやコンサルティングなどでも実績を積みながら、「人類の心身の健康を進化させる。」をビジョンとして活動を続けている。