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2016/03/24更新

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

97分

2P

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読書習慣をつくる方法

「本を読みたいのになかなか読めない」という人は、読書を「生活のリズム」の中に組み込む事に失敗している。読書を習慣にするためには、次の3つのステップがある。

①毎日・同じ時間に読むようにする
読書を習慣化する上で、時間帯を決めるのは決定的に重要。特に朝の時間がおすすめ。

②「速く読める本」を中心に選ぶ
全体を貫く「線」の要素が少なく、どこから読んでも相応の価値を見出せる「切れ目」が多い事は「速く読める本」の特徴。「速く読める本」9割、「速く読む必要がない本」1割の比率を意識する。次々にいろいろな本を読める環境をつくる事は「前に進んでいる感じ」を作り出し、モチベーションにつながる。

③「昨日とは違う本」をいつも読む
1冊の本に10日以上かかりきりになると、必ずどこかで飽きてくる。「速く読める本」を別途用意して、複数冊を同時に読む。

読書体験をストックする極意

息を吸う事と本を読む事はとても似ている。本をひたすら読み続ける事は、息を吸い続ける苦行と同じようなもの。息を吐くように「読む」だけでなく「書く」ようにすること。「自分の中に情報を書き写そう」という意識を捨ててしまい、「自分の外に書き出せばいい」というスタンスで本と向き合った方がいい。

①本の魅力だけを抽出する(1ライン・サンプリング)
本を読みながら短い引用をどんどん書きためていく。引用する時は、なるべく短く、数行に収まる分量にする。

②最高の1行を選び出す(1ライン・エッセンス)
本を読みながら引用リストをつくり、読了した後に再びリストに目を通したら、その中から「最も素晴らしいと思った引用」を1つだけ選ぶ。「価値ある1行」を探しながら読むようになると、そこには冒険がある。読書という行動のどこかにささやかな楽しみを見つける事は大切である。

③感動できた1行に感想を書く(1ライン・レビュー)
「1ライン・エッセンス」について「なぜこの1行に感動したのか」という観点で、ひと口メモを書く。後から見た時に「読んだ時の気持ち」を呼び起こす事ができる。

④読書の足跡を自己評定する
12冊分の1ライン・レビューがたまったら、定期的に引用と感想を読み返す。自分の読書傾向を見極めると「次に読むべき本」の方向性も見えてくるし、自分の考え方も再確認できる。さらに12冊の中からベストだと言える1冊を選ぶ。読書を習慣化する上で重要なのは、自分が本を読んで味わった感動を忘れないようにする事である。