目標設定の技術
勉強や仕事で大きな成果が出ている人と出ていない人には「勉強に対する考え方や姿勢」に大きな差がある。勉強に対する考え方や姿勢が確立されていない状態で、方法論ばかり学んでも、肝心の成果は上がらない。勉強に対する考え方や姿勢を確立させる上で最も大切なのは、勉強の先にある人生のゴールや目標をしっかり持つ事である。
①目標から逆算して考える
目標はなるべく詳細に、具体的に設定する。
②スマートな目標設定を行う
「より具体的な」「評価可能な」「実現可能な」「現実的な」「期限内に達成可能な」という5つの基準を用いて、目標を明確に設定する。
③10年分の目標を設定し、履歴書を定期的に更新する
3ヶ月ごとに履歴書を書き直す事で、短期の仕事の業績を整理すると共に、新しく獲得したスキルを振り返って可視化する。
④継続性を大切にし、目標に一貫性を持たせる
継続なくして目標の実現はできない。継続するためには「取引コスト」を減らす事が大切である。個々の目標に一貫性があれば、その目標に必要な能力、努力、時間が適合し、目標間の結び付きを強め、ムダを省く事ができる。
⑤目標となる人をロールモデルにする
自分の目標とする先人の歩みを研究し、その足跡を自分に投影する事で、より具体的に自分の目標を思い描く。
勉強の技術
忙しい仕事の中で競争優位を保ち、成果を出すには、頭の良し悪しや能力のあるなしよりも、勉強の仕方や時間の使い方がポイントになる。そのためには、「ムダ」を省き、効率良くする「LEAN」の考え方を勉強に取り入れる。
1.「目標を視える化」し「やるべきこと」と「やらないこと」を明らかにする
2.「ムダを省き」時間を捻出し、やるべき事にフォーカスする
3.「カイゼン」を繰り返し、プロセスを磨き上げる
4.そのプロセスを「習慣化」する
5.長期的な展望を見据えながらも「小さな勝利」を意識し、モチベーションを高く保ち、LEANの良循環を継続する
LEAN勉強法のキモは、自分の目標に向って主体性を持って問題を見つけ、計画を立案し、きちんと実行する事にある。その結果、自分自身の習慣のカイゼンを通して、知恵を出す能力や改善値からを育て、時間を作り出し、生産性を上げ、競争優位を生み出していく事ができる。
LEAN勉強法では、ムダを省き、すべき事に集中するために「目標やタスクを可視化させる」事を重要視する。目標を視える化する事で、自分の中のやるべき事やタスクが整理され、それに対する認識が深まる。その結果、これをなんとか達成したいというモチベーションが生まれる。