ハーバード留学経験を持ち、ボストン大学でMBAを取得した医師が、成果を出すための勉強法について紹介している一冊。多忙な中で目標設定し、どのように勉強すれば良いのかが書かれています。
■目標を達成するために必要なこと
目標を効率良く達成するには「勉強に対する考え方や姿勢」「勉強のスキルやプロセス」「勉強以外のネットワーキング」といったものが良循環する必要がある。その中でも「人生で達成したい事を見据えて目標を立てる」事と「何をやらないかをはっきりと決める」事が最大限のパフォーマンスを発揮するために最も大切である。
限られた時間の中で、効率良く学び、目標を達成するためには「ムダを省いて、やるべき事に100%時間を集中する」必要がある。
■目標設定の技術
①目標から逆算して考える
②スマートな目標設定を行う
③ゴールを7つのカテゴリーに分ける
④10年分の目標設定をする
⑤履歴書を定期的に更新する
⑥目標は将来のビジョンに合ったものにする
⑦目標に一貫性を持たせる
⑧目標のポートフォリオを組む
⑨「AかBか」ではなく「AもBも」と考える
⑩目標となる人をロールモデルにする
■時間管理と集中力を高める技術
①時間管理を適切に行う
②複利の考え方を時間管理に取り入れる
③トリアージして優先順位を決定する
④成果を出すために、時間の使い方を見直す
⑤スキマ時間を活用する
⑥週末にまとめて勉強しない
⑦ディストラクション(気が散る)タイムを減らす
⑧集中してしまうルーティーンをつくる
⑨マルチタスクを制限する
⑩集中できるバイオリズムを理解する
⑪テストステロンで集中力を高める
⑫期限を設ける
⑬眠気をコントロールする
⑭健康管理を徹底する
⑮意識して清掃の時間をつくる
⑯10%の時間は「意識的に」新しい事に使う
■勉強の技術
①「LEAN」の考え方を勉強に取り入れる
②目標やタスクを視える化する
③リップルエフェクト(波及効果)でモチベーションを高める
④完璧を目指し過ぎない
⑤過去問と教科書を効率的に勉強する
⑥問題集は1ページ目から解かない
⑦蛍光マーカーを活用する
⑧ブログを利用してアウトプット力を鍛える
⑨TO DOリストは一日1回必ず手をつける
⑩FIFO(先入先出)メソッドでTO DOを管理する
⑪勉強にお金を惜しまない
⑫資質を醸成する
著者 猪俣 武範
1981年生まれ。順天堂大学医学部附属病院 眼科助教 2006年順天堂大学医学部医学科卒業。2008年東京大学附属東大病院初期臨床研修医終了。2012年順天堂大学大学院眼科学にて医学博士号ならびに眼科専門医取得。 2012年からハーバード大学医学部眼科スケペンス眼研究所へ留学。留学中にはボストン大学経営学部Questrom School of BusinessでMBA取得。 2015年より順天堂大学医学部附属病院眼科助教として、臨床、研究、教育、経営に携わる。日本の医療従事者の海外留学を支援する一般社団法人JGMS(Japan Global Career Support)を設立し、日本の医療のグローバル化に貢献。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
帯 順天堂大学医学部教授 天野 篤 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
PART1 結果を出す人の 目標設定の技術 | p.13 | 18分 | |
PART2 結果を出す人の 時間管理と集中力を高める技術 | p.53 | 21分 | |
PART3 結果を出す人の 勉強の技術 | p.101 | 18分 | |
PART4 ハーバード、MBAから学んだ 私の勉強法 | p.143 | 16分 | |
PART5 ゼロからの英語学習術 | p.179 | 24分 | |
PART6 結果を出す人の 成長し続ける技術 | p.233 | 15分 |
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