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2016/02/25更新

400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術

142分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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目の前の仕事だけに集中する

仕事をする時、必ず1つの案件だけに集中する。そして、1つの案件を処理したら、それもスパッと忘れて次の仕事に移っていく。このように仕事を進めるには、まずプロジェクトごとの速度感を自覚する事が必要である。速度感を意識すれば、多数のプロジェクトのそれぞれの業務の内、優先して処理すべきものが何なのかが明確になる。仕事のスピードを上げるにはまずこれが重要である。優先順位をしっかりつけておけば、1つの仕事を処理した段階でモタモタする事なく、すぐ次の仕事に取りかかれる。

スケジュールには3割の空きをつくる

仕事を着実にこなすには、スケジュールに余裕を持たせる事も重要である。仕事をしていれば、急ぎの依頼が入ったり、トラブルが発生して対処に時間を取られたりといった事は必ず起きるもの。仕事にあてられる時間の内、3割程度をバッファとして空けておくようにする。

やりかけた仕事は必ず終わらせる

仕事を処理していく時に重視しているのは「やりかけた仕事は必ず完結させる」ということ。仕事を途中で止めたまま放置すれば、その事をいつまでも頭に残しておかなければならないので、脳に余計な負荷がかかり、処理速度が落ちてしまう。いつでも脳がきびきび動けるようにするには、どんな仕事も「保存して終了」する事が大切である。

「1つの仕事を完結させたらいったん忘れ、次の仕事に集中する」事を繰り返していると、あえて意識しなくても常に頭がリセットされた状態でプロジェクトに臨める。「人の心に刺さる、どこかに引っかかりのあるデザイン」を生むためには、そのバランスを無視する必要がある。そこで重要なのが、子供のように何も知らない状態に自分を持っていく事である。余計な情報を削ぎ落とし、プロジェクトスタート時に気づいた事や考えた事、つまりプロジェクトの「核」になる部分を大切にしなくてはならない。思い込みをなくし、曇りのない目でプロジェクトを見るためにも「たくさん仕事をこなし、終わった仕事は忘れる」という方法は有効である。

一番やりたい仕事をする

仕事を高速化するための重要なポイントの1つは「その時に一番やりたい仕事」を選ぶ事である。その時々のテンションに応じて仕事を選べるようにするには、常に前倒しで仕事を進めておく必要がある。常に「自分が今やりたいこと、集中できること」を選んで仕事をしていれば、スピードも仕事の質も自ずと高まる。
モチベーションというのは意識的に「下げる事はできても上げる事ができないもの」である。だから、心がけるのは「モチベーションを下げてしまわないようにすること」である。「少し飽きたかな」と感じたら、できる限り速やかに、その案件について考えるのをやめる。