自ら進んで動く社員をどのように育てればいいのか。ノートとコミュニケーションによるシンプルな方法で、社員を育てる方法を紹介している本です。
■社長自らが社員の成長を心から願うことが大切
上からの指示を待つばかりで自発的に仕事をしてくれない、熱心に教えたつもりでも、あっさり辞めてしまう。こうした社員が育たない問題を解決する方法がある。それは「社長自身が社員の成長を心の底から願う」事である。社長が心の中で「こいつダメだなあ。仕事ができないやつだ」と社員にレッテルを貼った瞬間に、その社員は成長しなくなる。社長の本音は、態度から社員にすぐ感じ取られる。がっかりして辞めていくか、最低限の仕事にしか取り組まなくなる。
社員が成長するには、社員に対する「成長期待」を心から持ち、その「想い」が伝わるコミュニケーションを取り続けている事が前提である。
高い目標を掲げ、新しい事に挑戦し続ければ、社員は必ず成長する。自ら計画を立て、チェック・改善し、その目標の達成に責任を持てるの人を「自創社員」と呼ぶ。社員自身が「変わりたい」「成長したい」と強く思うようになれば、自創社員は育つ。そのための仕組みを作るのが社長の役割である。
社員を育てるには、成長の5段階を見極め、それに適した教育をする。自創社員の理想型は、自分ができる事を人に教えて育てる事ができること。大切なのは、うまくいかなくても諦めない事である。社長自身が社員を育成する事を諦めてはいけない。
著者 東川 広伸
1969年生まれ。自創経営センター 所長 電気設備工事会社に勤務した後、リクルートの代理店に入社。営業職で1年目に社長賞を受賞。その後、化粧品会社やインテリア商社勤務を経て、2004年に自創経営の創設者で父の東川鷹年氏による指導の下、自創経営センターを設立し、所長に就任。これまで中小企業を中心に9000人以上の社員を伸ばす。
帯 スーパーホテル 会長 山本 梁介 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 残念な社員を一流に変えるにはコツがある | p.13 | 17分 | |
第2章 一流に成長するスタートは目標設定と計画策定 | p.49 | 26分 | |
第3章 行動が変われば意識が変わる。それが一流を生む | p.103 | 18分 | |
第4章 社長や上司による毎日の対話が一流をつくる | p.141 | 27分 |
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