今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2016/01/19更新

リモートチームでうまくいく マネジメントの〝常識〟を変える新しいワークスタイル

136分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

いつでも相談できる環境が必要

リモートチームのメンバー同士は発注ー外注の関係ではないので、仕事中はオフィスにいるのと同じように、いつでも相談や雑談ができて、ときには利害関係を超えて助け合えるかどうか、という点が非常に重要になる。

離れて働いていても社員であり仲間であるという認識を持つためには、これまで以上に会社やチームの本質をマネジメントのレベルから検討し、より一層働く仲間同士の絆を深めるような取り組みをしていく必要がある。

存在感と雑談を生み出す環境をつくる

チームワークを高めるために大事なのは、メンバー同士がいつでも相談し合える状態にあるという事である。同じチーム内の仲間同士なのに、相互にまるで干渉しないという関係性では、一緒に働いているとは言えない。

リモートチームの最大の課題は、リモートワークをしている人の「存在感」と「雑談」に関するものである。リモートワークの際に、普段社内に対して何も発言しないで、ずっと黙々と一人で仕事をしていると、その人の存在感は薄くなる。さらにお互いの関心を高めるきっかけになったり、チームの問題を解決する、思わぬアイデアや新規事業の発想が生まれる機会となる「雑談」の機会が減ってしまう。

この問題を解決するために、Skypeをずっと起動したままにして、リモートの人と常に音声でつながるようにした。そうしておく事でオフィスの雰囲気もわかるし、声を掛ければすぐに反応も返ってくる。

次に全員が参加するチャットを導入し、特定の相手に通知しなくても良い、自分専用に書き込める場所をつくった。書き込んだ言葉はチームの全員の目に触れる場所に流れ、その独り言が誰かの目にとまって雑談をするきっかけになる。

リモートチームのための3原則

①仕事中の雑談を推奨する
特に大事な雑談は、チームや働き方などの仕事についての話をする事である。リモートワークの弱点は、廊下や食堂などでの自然に交わしていた会話が失われてしまう点である。それを補うためには意識的に雑談をする必要があるため、雑談を推奨するくらいでちょうどいい。

②ワークタイムを揃えて働く
チームであるからにはいつでも話し合える事が重要である。そのために、だいたい同じ時間に働く事を前提にする。

③社員全員でリモートワーク
リモートワーカーを社内の少数派にしない。社内でイレギュラーな存在になってしまうと、オフィス側にとっては負担に感じるし、リモート側は改善の提案がしにくくなる。オフィスも含め全員がリモートワークをしているという前提にして、それが特別なものではないようにするべきである。