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2016/01/13更新

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

  • 山口 周
  • 発刊:2015年10月
  • 総ページ数:256P

136分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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読書を仕事に活かす方法

読んだ本をどのように仕事につなげるか。読みっぱなしではなく、成果のある読書の方法を紹介しています。ビジネス書や教養書の読み方、整理の仕方など、具体的なテクニックが書かれています。


■読んだ後が大事
読書を通じた独学において何が知的生産性を分けるポイントになるのか。一般によく誤解されているのが「読書量こそがカギだ」というものである。確かに一定の量を読まなければ高い知的生産性を発揮する事は難しい。しかし、量は必要条件であるが、十分条件ではない。

読書を通じて知識を得るというのは、シェフが食材を仕入れるようなもの。シェフは仕入れた食材を冷蔵庫にしまって、客の要望に応じてそれらの食材を組み合わせる事で素晴らしい料理を生み出す。知的生産に従事するビジネスパーソンも、様々な本から得た知識を貯蔵し、文脈に応じてそれらを組み合わせる事で知的成果を生み出す事が求められる。

「読書はそれなりにしているのに、いまひとつ仕事につなげられない」という人は、「仕入れの量」に問題があるのではなく、「仕入れた後」、即ち情報の整理・貯蔵の仕方、仕事の文脈に合わせて情報を組み立てる力に問題がある。だから、読書で得た知識や感性を仕事に活かそうとした場合、大事なのは「読んだ後」となる。

超短要約

読んだ内容は、遅かれ早かれ忘れる。どんなに内容の濃い、有意義な本であっても、読みっぱなしでは意味がない。この問題を解決する方法は1つ。「忘れてもよい仕組み」をつくる事である。

具体的には本を読んで重要だと思われた箇所をデジタルデータとして転記し、いつでも検索して確認できるようにしておく。自分が重要だと思った情報は、脳内に記憶するのではなく、いつでもアクセス可能な場所=イケスに生きたまま泳がせておき、状況に応じて調達し、他の情報と組み合わせて調理=知的生産する方が合理的である。

著者 山口 周

1970年生まれ。ヘイグループ ディレクター 電通、ボストン コンサルティング グループ、A.T.カーニー等を経てヘイ・グ ループに参加。グローバル組織のデザイン、組織開発、リーダーシップ開発、キャリ アデザイン等のプロジェクトに従事。 コンサルティング・ファームで新卒学生&中途採用者に対するトレーニングの一環として「わかりやすいスライド」の作成方法を教授してきた。グロービス・マネジメント・スクールパートナー・ファカルティ。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.5 2分
第1章 「仕事につなげる読書」6つの大原則 p.19 12分
第2章 【ビジネス書×何を読むか】ビジネス書は「これだけ」読めばいい p.47 7分
第3章 【ビジネス書×どう読むか】古典には読む「順番」がある p.63 11分
第4章 【教養書×何を読むか】好きな本を読んで「ライバルと差別化」する p.89 17分
第5章 【教養書×どう読むか】情報の「イケス」をつくれ p.129 22分
第6章 「書店を散歩する」技術 p.181 7分
第7章 「本棚」で読書を仕事につなげる p.197 13分
特別付録 これだけ読めばいい! 「ビジネス書マンダラ」 p.227 12分

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