クックパッドの「レシピ検索データ」の活用事例を紹介しながら、消費者のデータをいかにマーケティングに活用する方法を解説している一冊。
■クックパッドのデータサービス
クックパッドは投稿レシピ数210万品、月間利用者数5600万人を超える、世界でも類を見ない規模のレシピ投稿/検索を中心としたウェブサービスだ。有料サービスの利用者が160万人を超える会員事業、広告事業、小売業者向けの販促支援サービス「特売情報」を提供する買物情報事業、そして「たべみる」のようなビッグデータを活用したデータサービス事業などを収益源としている。
マーケティングにおけるビッグデータの活用は、これまで難しかった高い精度での消費者の行動予測やターゲティングに使えると、熱い注目を浴びている。
そして、「たべみる」はクックパッドの検索データから、料理をする人の「何を求めているか?」というニーズの変化を地域別に、タイムリーに捉えるデータサービスだ。
「たべみる」は日本最大の料理サイトクックパッドの検索データから、料理をする人の「何を求めているか?」というニーズの変化を地域別に、タイムリーに捉えるデータサービスである。
「たべみる」は「市場のニーズをいちはやくつかむ」という、新たな価値を提供している。
著者 中村 耕史
1983年生まれ。クックパッド株式会社 トレンド調査ラボ「たべみる」事業責任者 大学卒業後、大手市場調査・システム会社インテージで、製造業やサービス業向けの調査コンサルティング関連業務に従事。 2011年にクックパッド株式会社に入社。事業部門にてアンケートシステムの導入・広告効果測定などの業務を経た後、データサービス「たべみる」のリニューアルに取り組む。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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プロローグ | p.1 | 2分 | |
第1章 埋もれていた日本一のレシピサイトの検索データ | p.13 | 14分 | |
第2章 クックパッドの挑戦―データ分析事業を刷新 | p.41 | 21分 | |
第3章 僕たちはこうして未来を予測する―クックパッドのデータ分析 | p.81 | 31分 | |
第4章 データはマーケティングにこう活かせ! | p.141 | 26分 | |
第5章 日本の食卓を変える―増える「たべみる」導入事例 | p.191 | 14分 | |
エピローグ | p.219 | 2分 |
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