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2015/11/23更新

ここからはじめる実践マーケティング入門 (21世紀スキル)

223分

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マーケティングのプロセス

新しい商品を売ろうと考えた時、以下のプロセスを経る。

①コンセプト開発
・製品コンセプト開発:どんな製品をつくるか考える
・コンセプト・スクリーニング:コンセプトを取捨選択する

②事業性検討
・市場調査:それを売って儲かるのかを検討するデータを集める
・事業経済性分析:データに基づいて儲かるか分析する
・事業性の検討・意思決定:「やるかやらないか」を決定する

③戦略策定・製品開発
・事業戦略策定:どれだけ売れるのか、どう売ればいいのかを考える
・製品開発:どうやって世の中に出すかを考えながら新製品を開発する
・テストマーケティング:試験的に販売する
・製品生産

④市場参入
・新製品の市場導入
・市場導入後:実際に買ってくれているユーザーの反応を調べる

マーケティング戦略

事業戦略策定から市場参入までのプロセスの中で、以下の戦略の流れでPDCAサイクルを回す。

①市場機会の特定 →3C分析
外部環境と内部環境の分析を行い、自社にとっての市場機会を特定する。環境分析では、3C(自社・顧客・競合)をそれぞれ分析して、市場機会の特定を進める。

②マーケティング戦略構築 →STP
市場を特定する内にターゲットもおおよそ決まってくる。そこから、より細かくセグメントとターゲットを決め込み、ポジショニングが決まれば、マーケティング戦略が完成する。

・セグメンテーション(S)
同質のニーズを持つ顧客群に分ける。世の中的に、ある程度わかりきっているところで切った方がいい。かつ、そのセグメンテーションで売れているかどうか、後から追いかける事ができるものにするのが肝になる。

・ターゲティング(T)
顧客群に魅力があるか自社の強みを活かせるかを見極める。それを計るには6つの要素(成長性、規模、競合、顧客の優先順位/波及効果、到達可能生、反応)を見る。この6要素があるところに市場を設定するとうまくいく。

・ポジショニング(P)
顧客に競合商品よりも魅力的に見せる。ポジショニングの際には、4つの質問に対する答えを明確にする。

1.誰のためにあるの?(相手にする顧客像が明確)
2.これの何がいいの?(顧客にとって重要な提供価値)
3.それってわかりやすい?(明快なメッセージがある)
4.これまでと矛盾しない?(既存製品や企業のブランドとの整合性)

③実行
・マーケティング・ミックス(4P)
商品コンセプトをもとに4P(商品・価格・流通・プロモーション)をふまえた最適な実行施策を考える。STPで設定された戦略と論理的に整合性がとれていて、かつブランド力と顧客基盤を最大化する事を常に考慮して作成する。