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2015/11/04更新

吉田基準 価値を高め続ける吉田カバンの仕事術

145分

3P

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吉田カバンの流儀

「PORTER」「LUGGAGE LABEL」などのブランドで人気の吉田カバンの経営が紹介されている一冊。メイド・イン・ジャパンにこだわりながら、創業80年になるカバンメーカーの仕事が紹介されています。


■大量生産をしない
吉田カバンの商品は、革製のボストンバッグのようなカバンから、小物の財布やキーケースに至るまで、すべて日本国内の職人さんの手作業によるものである。大規模工場での大量生産もしていない。商品のネームタグには「MADE IN JAPAN」、もしくは「TOKYO・JAPAN」と記されている。

現在、商品の製作本数は年間約180万本。海外の生産工場で製造すべきという誘いは何度もあったが、日本製にこだわっている。主力ブランドの「ポーター(PORTER)」は1962年から、もう1つの主力ブランド「ラゲッジ レーベル(LUGGAGE LABEL)」は1984年から展開している。大規模工場で大量生産するのではなく、1つ1つ、日本の職人さんが心を込めて製作する。「作り手の心こそブランドの源泉」である。

超短要約

吉田カバンの特徴は、日本国内の職人さんと二人三脚でカバンづくりをする事である。創業以来、すべての商品生産を日本で行っている。これまでに自社が運営する生産工場をつくった事はなく、国内の各工房にお願いして、デザイナーや生産担当の社員が各職人さんと向き合ってカバンを開発・製作してきた。プロ意識の高い職人さんに支えられ、結果として高い品質を守り続ける事につながった。

著者 吉田 輝幸

1946年生まれ。株式会社吉田代表取締役社長 大学卒業後、株式会社吉田入社。商品管理部、商品部の革製品仕入れ担当を経て、1990年専務。1993年同総務・財務担当。2000年副社長を経て、2002年、55歳で同社3代目社長に就任。 一般社団法人・東京鞄協会会長も務め、業界の発展にも尽力している。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 2分
第1章 「吉田基準」と呼ばれて p.13 26分
第2章 細部に宿る「一針入魂」 p.61 22分
第3章 こうして生まれる「吉田基準」 p.101 27分
第4章 変わらないもの、変えること p.151 26分
おわりに p.198 2分

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