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2015/10/07更新

思いが伝わる! 心を動かす!アイデアを「カタチ」にする技術

110分

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いい企画のつくりかた

選ばれる企画をつくるにはどうすれば良いのか。博報堂グループで数々の実績を上げてきたクリエイティブ・ディレクターの著者が、企画のつくり方について、解説している一冊。


■秀逸な企画から学ぶ
自分に合った企画スタイルを見つけるためには「外の世界に目を向ける」必要がある。つまり、他の人がつくった企画に目を向ける。多くの人は自分の中に答えを求めるという落とし穴に陥っている。「自分の企画がいい」と思った途端に、それ以上の成長は止まってしまう。企画づくりにおいても、外に師匠(人や作品)を見つける事がプラスになる。

師匠を見つける方法は、自身が単純に「おもしろい!」と思えるかどうか。出会った企画を分析していく中で、自分に合う企画のスタイルが見つかる。まずは企画のフレームワーク(骨格)を軸に、企画の大きな流れを見る。どのような目次で構成されているか、大まかな流れを確認する。次にフォントやタイトルの入れ方といったディテールを研究する。秀逸な企画には、必ず細部までこだわりがある。これを探し、真似する事が一番の近道になる。まずは「自分の企画」を捨て、伝わりやすい印象を受けた企画書が、なぜ伝わりやすかったのかを分析すること。

超短要約

■身近なイベントの企画からでも実績を積み上げる
企画体質を高めるためには、実績の積み上げが大切である。クライアントは、本当に実現してくれる人なのかどうかを見ている。その時の説得材料になるのが、過去の実績である。最初は小さなものでもいいので、実績を積み上げていくこと。そのためには、最低でも月に1件、実績と呼べる企画をつくる事を目標にする。内容はプライベートでもよい。結婚式の二次会の企画、パーティーの開催、飲み会の幹事など、身近にあるイベントでも、企画の積み重ねが実績をつくり上げる土台になる。

■アンテナを張り、企画のタイミングを逃さない
企画には「食べごろ」がある。時間が過ぎると鮮度が落ちる。古くさい企画や流行遅れの企画は見向きもされない。クライアントは常に、時流を捉えた「旬の企画」を欲している。企画の内容と相手のニーズをうまく合致させる事が、打率を上げる事につながる。ここで大事なのがタイミングとなる。タイミングを捉えるには、日頃からアンテナを張り、感度を高めておくこと。そして、いざそのタイミングがきたら、即動ける瞬発力を鍛えておくこと。

著者 長澤 宏樹

クリエイティブディレクター アロハ・ブランディング代表 大手電気メーカーに勤務しながら、映像作家としてのキャリアーをスタート。映像制作チームSUSLLERZ を主宰。インディーズ時代の怒髪天のミュージッククリップや、マッドアマノの個展用映像、各種イベントのVJ をしながらクリエイターとしての下積み時代を過ごす。 博報堂グループにおけるデジタル領域のインタラクティブコミュニケーションデザイン会社・博報堂DY インターソリューションズの設立に参画。 同社プロデューサー、クリエイティブディレクターとして13 年間勤務。企業広告やキャンペーンを手がけるなかで、東京・インタラクティブ・アワードや広告電通賞をはじめとする多数の広告賞を受賞する。 独立後は、アロハ・ブランディング合同会社を日本に、子会社 Aloha Branding Hawaii Inc. を米国に設立。「ソーシャル時代におけるブランドの立ち上げと強化」を得意とし、クライアントは日本の大手企業から台湾の電子メーカー、ハワイのローカルレストランまで多岐にわたる。

この本を推薦しているメディア・人物

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 企画力があればそれだけで生きていける p.16 10分
第2章 企画は「準備」が8割を占める p.42 21分
第3章 人もお金も集まる企画のつくり方 p.96 24分
第4章 企画を支えるビジネススキル p.158 15分
第5章 企画ができればどこでも生きていける p.196 10分
おわりに p.222 1分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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